150km/hを目指すフリーター

球速150km/hを目指しているフリーターです。高校野球に関する記事や、ピッチングに関…

150km/hを目指すフリーター

球速150km/hを目指しているフリーターです。高校野球に関する記事や、ピッチングに関する記事を投稿していきます。

最近の記事

近江高校による新時代の継投策[近江vs大阪桐蔭]

○2回戦 近江6-4大阪桐蔭 近畿の強豪同士の一戦は近江が逆転勝ちを収めた。 この試合の勝敗を分けたのは継投のタイミングではないだろうか。 大阪桐蔭の先発・竹中は7回を投げ4失点。 8回からは2年生の川原がリリーフしたが、2失点で勝負を決められた。 一方の近江は先発・山田が1.2回に失点したものの3回からは立ち直った。そして2番手・岩佐は7回から救援し、大阪桐蔭打線を1安打に封じ込めた。 この継投には面白い裏話があった。 継投のタイミングを選手が決めた近江 この記

    • 専大松戸・深沢投手のフォームから考える腕の角度

      ○1回戦 専大松戸6-0明豊 専大松戸の深沢投手が11奪三振の完封勝利をおさめた。 全11奪三振の内訳は、ストレート5球、カーブ3球、スライダー2球、チェンジアップ1球だった。 4つの球種で三振がとれる高校生はなかなかいないだろう。ハイレベルな投球だった。 私が注目したのは、深沢投手のサイドよりのスリークォーターの投球フォームである。 日本人の右投手であの腕の角度はなかなか見ない気がする。 メジャーリーガー ならペドロマルティネス、マックスシャーザー、クレイグキンブ

      • 明徳義塾・代木の年齢詐称ピッチング

        ○1回戦 明徳義塾3-2県岐阜商 代木、野崎という好左腕の投げ合いで始まった試合は、明徳義塾がサヨナラで勝利した。 これぞ馬淵野球というような試合巧者ぶりが目立った試合だった。 ◆代木投手の年齢詐称ピッチング 明徳義塾の先発・代木投手は185cmという体格からは想像がつかない緻密な投球を披露した。 ストレートの球速は133〜139km /hと高校生左腕としてはトップクラスに速い。 (私の完全な私感ではあるが、左投手はストレートが常時130〜135km /hであれば全国

        • 公立高校のお手本!球速120km/hの好投手、帯広農業・佐藤

          ○1回戦 明桜4-2帯広農業 今大会最注目の風間投手擁する明桜高校が順当に勝ち進んだ。 風間投手のピッチングは見事だったが、それ以上に帯広農業・佐藤投手のピッチングが私の目を引いた。 佐藤投手の球速は120〜125km/h程度だった。  球速だけみると、地方大会の1回戦レベルである。 ではなぜこの球速で好投できたのか。 その要因はインコースへのストレートである。 臆せずにインコースストレートを投げ込み、120km/h台ながら相手打者をどんどん詰まらせていた。 やはり

        近江高校による新時代の継投策[近江vs大阪桐蔭]

          野球界は武田塾を参考にしよう!

          ◆武田塾最強論皆さんは武田塾をご存知だろうか。 武田塾とは主に大学受験のための塾であり、日本初の「授業をしない塾」である。 「授業をしないなら何をする塾なんだ?」と皆さん思っただろう。 武田塾は、「授業では学力は伸びない」「自学自習が成績を伸ばすために最も効率的で効果的」という理念の塾であり、生徒が使用する参考書や学習のペースを管理する塾である。 https://www.takeda.tv 私は大学受験においては、武田塾のやり方が最も理にかなっていると思う。(私は武

          野球界は武田塾を参考にしよう!

          困ったらアウトローはもう古い?東北学院バッテリーの巧みな配球術

          ○1回戦 東北学院5-3愛工大名電 東北学院が愛工大名電に勝利すると予想できた人は果たして何人いたのだろうか。 私学4強+至学館+誉を撃破し、愛知県大会を完全制覇した愛工大名電は優勝候補の一角とされていた。  さらに東北学院は春夏通じて初出場のチームであり、選手の所作を見ていても、失礼ながら強いチームには見えなかった。 しかし東北学院がこの試合を制した。 東北学院はなぜ勝てたのか。 勝因は巧みな配球術にあったと分析する。 ◆アバウトに投げ込む 東北学院の伊藤投手

          困ったらアウトローはもう古い?東北学院バッテリーの巧みな配球術