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効率主義で男性脳な女の末路

先日、2年ぶりに大学から仲良かった後輩男子と飲みながら近況報告をしていたら
「〜さんってほんと男みたいな考え方してるよね、俺と考え方似すぎ笑」と言われ、ハッとした。

とにかく無駄が嫌いで何事も効率の良いやり方を模索してきた結果、いつしか可愛げのかの字もない人間になっていた。男みたいな考え方というのはあくまで彼の意見なので一概には言えないが、自分でも無駄がなさすぎてゾッとすることがある。

事の発端は「恋人との距離感」について話していた時。
私は家族・友人・仕事・趣味・恋人・1人の時間というカテゴリーがあった時、この中での優先度順位はなくてどれも1番でどれも大切にしたいと思う人間だ。
全てのジャンルの予定がバランスよく入っているのが一番心地良い。ここが後輩男子と全く同じ考えだった。彼氏側が友達や自分の予定を優先して彼女との時間をあまり取ってくれないという話はよく聞くが私はその逆なのかもしれない。

仕事で疲れた時ほど1人でボーッとしたいと思うタイプで、彼氏と会う頻度を数字で語るなら週1〜2回が個人的にはベスト。付き合うという意味ではその方がマンネリせず週の楽しみとして考えられると思うからだ。
私と今の彼氏はお互い1人暮らしだけど、各々の時間を大切したいという私の思いから合鍵は渡していない。彼氏に対して誰とどこで何をするかもあまり細かく聞かない。浮気みたいなやられて嫌なことはしない主義なので、恋愛感情のない男の人であれば普通に2人でも飲みに行く。逆に女の子と2人でご飯行くなとかも言わないし、お互いにそこは許容している。隠れて行くならそれまでの関係だとも思うし。
私は縛られることが本当に窮屈で、とにかく自由でいさせて欲しい。「自分の生活があって、彼氏がいることでより自分の日々が楽しくなる」というのが理想形だ。

電車は乗り換えの時間を極力少なくして、乗った瞬間にドアが閉まると嬉しい。
1日の予定を無駄なく詰め込んで、スキマ時間なく動けると嬉しい。
行き先は導線が1回で円を描けるように回れると嬉しい。
とにかく効率的に動くにはどうすべきかを無意識に考えてしまう癖がある。

こんな私を「我が強い」と言ってくる人もいるが、私はその言い方があんまり好きじゃない。なぜなら、他人に効率の良さを押しつけないよう気をつけているし、他人を巻き込まないところで効率良くしているだけだから。
私は小さい頃からどんなことに対しても自分の理想が常にあって、そこに向かって生きてきたつもりだ。転職も1人暮らしも留学も全部そう。もしかしたら、なるべく早くその理想を叶えるために効率を重視しているのかも?

でも、「効率」という考えや行動は恋愛には向かないのは百も承知。
恋愛なんて効率から最も程遠いジャンルだし、思い通りにいかない事の方が多いし、自分の好きだけではどうにもならない気持ちだってある。なのにデート中でもこっちのほうが近道だよとか、あっちの店の方が安いよとかついつい言ってしまう。頭では他の言い方の方が可愛いと分かってるけど言わない、言えない・・・

帰り道、小走りで「乗り換え見たらこっちのが安くて早いからこの路線で帰るわ!じゃあまた飲もう!」って後輩に言ったら、「〜さん、そゆとこよ(笑)たまにはゆったりすんのも大事だよ〜」と言われた。あ、私またやってる、、、

だから、今日はあまりセカセカせず、時間の流れに身を任せるよう過ごしている。こういう日も悪くないな。

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