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モーニングメソッドを読んで刺激を受けたこと

今年、長男と一緒に1年間で100冊本を読むという目標を掲げています。

現時点で24冊本を読みました。

今週読んだ本の1つに、ハル・エルロッド氏の「モーニング・メソッド」があります。

これが面白く、個人的に良い刺激を受けたのでご紹介します。

本の概要

著者は若い頃に酷い交通事故に遭い、一生歩けないかもしれないと言われたところから奇跡の生還をしました。
その後、営業として輝かしい成功を収めますが、今度は米国の経済破綻で大きな負債を抱え経済的に苦しい思いをします。
うつ状態になった彼が這い上がり、人生を変えるきっかけとなったのが、友人に勧められて渋々やった朝のランニングでした。

このランニングで気づきを得て、著者なりのモーニングルーティンとして出来上がったのが、モーニングメソッドです。

このモーニングメソッドを実践をした多くの人が、主婦やビジネスマンなど職種を問わず、大きく人生を変えたそうです。

モーニングメソッドとは

モーニングメソッドは6つの項目を10分ずつ1時間やると言うもの。
きっちりしたルールでなく、短縮バージョンで最短6分でもできます。
やる順番や内容自体もカスタマイズ可能で、自分に合ったものに変えてもOK?

著者が勧めているのは、以下の6つです。

①サイレント(瞑想)
②アファメーション
③イメージング(ポジティブな言葉)
④エクササイズ
⑤リーディング(本を読む)
⑥ライティング(日記など)

少し補足します。
瞑想は、すでに多くのメディアでも効果は伝えられており、メンタルの調子を整えるのにも良いとされています。

アファメーションは、自己肯定感を高める言葉です。
「私は○○を達成する」「私は○○年に独立する」など。達成したり、思考として身につけば言葉は変えてもOK。ただ「○○しない」など、否定的な表現は使わないことがポイントです。否定したいことに焦点が当たってしまうから。思考は現実化する、と言われています。自分の言葉を一番聞いてるのは自分。毎日かける言葉は深層心理に影響しますね。

イメージングは理想の自分やその日の成功をイメージすると言うもの。理想の一日を過ごしている自分や大きな商談などがあるなら、会場で見事なプレゼンをし拍手をもらっている場面を思い浮かべます。スポーツ選手もイメージトレーニングをしていますよね。

エクササイズは、ジョギングでもヨガでもウォーキングでもOKとのこと。

リーディングは、自己成長のためには知識のインプットが大切ということで10ページでも良いので読書を進めています。

ライティングをすることで、思考が整理され、ひらめきが生まれるとのこと。著者は日記を進めていました。日記で成長も振り返ることができるとのこと。
思考の言語を習慣化するのは仕事においても、良い効果がありそうだと感じました。

モーニングメソッドが生まれた経緯

著者は、早起きが苦手、そもそもランニングも苦手。なのに何故、モーニングメソッドを作り出したのか。
どん底にいたとき、藁をも掴む思いで、友人の勧めから気分を上げるために走ってみます。

走ってみて、あることが自分の中で腑に落ちます。

成功のレベルと人間としてのレベルは、常に比例している。
毎日時間をつくって望む人生にふさわしい人間に成長する努力をしない限り、成功を手に入れるのは難しいのだ。

成功したいなら行動しなくてはと思い、6つの習慣を考案しました。

それをいつやるか?

早起きも苦手な著者は、朝以外で考えますが、夜や昼だと時間が取れないなどの理由でできない可能性がある。

確実にできるのは朝で、色んな成功者は朝早くに活動をしているし、朝に自己啓発に関わることをすれば1日の充実度が違う。
考えれば考えるほど朝は利点があるということで、モーニングメソッドが完成します。

自分の小さな選択が人生になる

この本で私が刺激を受けたのは、自分が選び続けた小さな選択が人生になる、と言うこと。
そして、今できないーーやりたいことのために朝早く起きることができないーーという人にその後の人生を変えることはできない。

本の中ではこのように記されています。

変わらなければ、自分は決して変わらない。
自分が進歩しなければ、人生は進歩しない。

自分を変えたくて早起きをしよう、と思ったのに、実際に朝になるとスヌーズを何度もかけてなかなか起きない。
その小さな一歩を踏み出せなくて、人生を変えることはない。

自分が望む未来や人生は、ある日突然、降ってくるものではないですよね。
毎日の積み重ねが未来や人生を作っていく。
毎日の選択が、人生を紡いでいる。

行動でしか未来は変えられないんだ、と改めて認識をしました。

本の中でもこのような記載があります。

人生のある分野において努力を続ける意欲を保ち、結果を出すことができない自分にいらだつことがしょっちゅうあるとしたら、それは、考えることにばかり熱心で、実際に行動を起こさないからにほかならない。

思考も大切ですが、もっと大切なのは行動ですね。

感想:モーニングメソッドで人生を変えられるか?

本に書いてあることをして、人生が変わるか。

多くの人は生活の質が上がり、その結果満足度が高まるので変わると感じる人は多いと思います。
一方で変わらないと感じる人もいるでしょう。
それはメソッドが悪いのではありません。

大切なのはまず行動すること。
理想とする状態を持っていること。
本気でそうなりたいと思っていること。

これが揃っている人は、モーニングメソッドをきっかけに人生が変わる可能性が高いと感じました。

理想の状態が曖昧で疑問を持ちながらモーニングメソッドをやっても、効果は薄いかも知れません。

モーニングメソッドもきっかけの一つ。

変わりたいと思うなら、モーニングメソッドを使って行動を始める。
動き始めたら、少しずつ自分の理想の方向に自分が変わり始め、他のことに波及していくのではないでしょうか。

そういう意味では、必ずしもモーニングメソッドでなくても良いとも思います。
しかし、一般的に良いとされている自己啓発を盛り込み、やり方も具体的に提示されているモーニングメソッドができない人…つまり何も行動を起こせないようでは、人生を変えるのは難しいのでは、と感じました。

この本を読んで思ったこと。

思考は大切。
でも考えてばかりいないで、行動することがもっと大切。
とりあえずやってみる。
行動しないことには求めるものは得られない、ですね。

私がやろうと思って、なかなか出来ない朝活。
そういう事もあってこの本を読んだのですが、本書は今の私に非常に響く内容でした。

最近、オンラインで朝ヨガを始めたのですが、その日は起きられるんですよね。
内発的動機付けの効果を感じています。

朝ヨガのない日に起きられるかどうかは、私が人生や自分を変えたい、とどこまで強く思えているかもポイントなのかも知れません。

ただ、行動することで入るスイッチもあると思うので、まずはスヌーズを使うのをやめるところから始めてみようと思います。



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