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#4 批評とは、とある感想

#なかじのじかん 、始めます。

こんな記事を見ました。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191130-00316541-toyo-soci

僕はこの記事を読んで、正直、何を言いたいのか分からなかった。毎日余多の記事がアップされ、多分日本中の物凄い数の人々が目にするニュース。
タイトル負けするもの、冒頭三行で飛ばすゴシップ、芸能人関連、スポーツなどなど…まあ溢れ返っていて、正も不もごちゃ混ぜなネットニュースですが、上記URLの記事に僕はどうしても疑問を呈さないといけない気がした。

11月の最終週、京都の高の原で昼間、数日後、大阪の天王寺のレイトショーで二回、「ターミネーター・ニュー・フェイト」を観てきた。
京都では、ちょうどお昼ご飯時というのにほぼほぼ満席。レイトショーは21:00過ぎてからの上映にも関わらず、若い人、老人ご夫婦など来場者は全世代満遍なくいる感じがして、半分くらい席が埋まっていた。

決して、評価だけでは来場者数の層や雰囲気は分からない。

T2の続編ということで非常に楽しみにしていたし、二回観て、とても見応えがある作品だと感じている。(作品の細かい感想は割愛)
僕個人的にアーノルド・シュワルツェネッガーの作品は過去作全て網羅してるほどファンであります。今回リンダ・ハミルトンと共演するにあたり、嬉しかったのと同時に最初で最後だろうと最初から思っていた。だから、この二人見たさでもターミネーターという作品が好きな人なら尚更観に行くのではと公開前は思っていた。

上記の記事の話に戻ります。

ターミネーターシリーズはT2以降興行面で振るわず、世間の感覚として最初からネガティブなイメージがついている。
ここで考えてみてほしい。
疑問に思うことがある。

なぜ、
興行面を気にしなくていい私達がネガティブイメージを持っていて、それに左右され映画を観に行かないと決めつけるのか?

好きなら観に行ったらいい。

前回がそうだから、今回もそうという考えが勿体無いと思う。

僕は別に「ターミネーター・ニュー・フェイト」を観に行ってね!とは全然思ってない。贔屓もない。
観に行きたかったら観に行けばいいと思っている。
でも、観に行く前にデータや評価や興行を気にしている人が多すぎるし、そういい煽りをかける出鱈目記事が多すぎるということ。

僕は過去に映画に出たことがあります。
もう10年前くらいなので、多分二本か三本。学生さんの自主映画やローカル映画を合わせたら片手以上くらい。

本数の話ではなくて、映画を作る裏の話。

映画の撮影現場は、CG作品はスタジオで、まああとはどこかの実際の場所で録るわけです。
で、ここで関わる人がもっっのすごい沢山いらっしゃるということ。
ワンシーン録るだけでもどれだけの人が動いて、リハして、本番やって、チェック、NGならまたリテイク…

めちゃくちゃ時間かかるし、神経張ってされてる。

だから余計分かるんですよ。
映画が完成して公開に至るまでの道のりが如何に大変で喜ばしいことか。

世界でもほんの一握りのトップスター俳優・女優、売れっ子監督、脚本家さん達は公開毎に一喜一憂せず、次、次みたいな様子もありますが、他はそうではないと思っている。

だから、前作より興行が悪いからダメとか、今誰も観ないからヒットするわけないとか、逆に売れたから次も大丈夫!みたいな安易な記事が減るといいなと思う。

ましてや、ターミネーターはまだ公開中なのに。

上記の記事を読んで、書いた方はいいライターさんかもしれないけど、自分の目で作品を観て、他の作品の欠点とか書かないで、読む人に出来る限りいいイメージを与える記事を書いてほしい。
確かにネガティブイメージの印象の方が世間は読んでくれるのは分かる。仕事だから自分は良くても悪く書かないといけないのかもしれない。人間はポジティブよりもネガティブを捉えがちだから。

でもそうでなければ、プラスになる、見ている側が意欲が湧くような記事がどんどん増えることを願ってやまない。
誰もがポジティブイメージでその記事に纏わる、関わる、影響を受ける人々が全員幸せになれるような、そんな記事が増えると、嬉しい。

例えたった一人の名もなき男の自己要望論だとしても。

僕は本気でそう思っています。

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