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暇つぶしに哲学してみた

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哲学なんて不要だ、なんてことを言う方もいますが、哲学は誰でもできるし、いつ始めてもいいし、何を対象にしても良いとても間口の広い学問です。あなたも哲学してみませんか。 ※このマガジ… もっと読む
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2018年9月の記事一覧

哲学的な良書 勝手に5選

哲学的な良書 勝手に5選

 哲学は物事を深く考え本質を問う学問だ。どんなジャンルのトピックでも深く考えると難解に思えることもある。ここではサイズ的に手に取りやすく、文量的にも多くないもので、個人的に好きな良書を5冊ピックアップしてみた。

■『これは水です』 デヴィッド・フォスター・ウォレス 著/阿部重夫 訳

 前にも書いたが、僕はWebマガジン『bmr』の編集長にして知のサブカルの巨人、文化人である丸屋九兵衛さんを崇拝

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哲学者はなぜ変人と呼ばれ煙たがられてしまうのか

哲学者はなぜ変人と呼ばれ煙たがられてしまうのか

「哲学者」と聞いて誰を思い浮かべるでしょうか。ソクラテス、プラトン、ニーチェ、ハイデガー、キェルケゴール、フロイド、カント、岡潔、千葉雅也、実に多くの人々が哲学を持ち、哲学し、哲学を深めて来ました。

哲学に関心を持つようになり様々な書籍を読んでみて気づいたのは、
「そもそも」という書き出しがとても多いという事実です。
なぜ、「そもそも」が多用されるのかと言えば、哲学が物事の根源であったり、本質を

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