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ニット、カットにはストライプはほぼない②
続きです。が、応用編です。皆さんもしんどかったと思うので今回はウンチクにしてみます。
ちなみに世の中にはこんなものもあります。
うちでも昔はたまに扱ってましたが、超老舗のレアニットメーカー、レマメイヤーのマルチストライプカーディガンです。画像見ていただけると驚きますが細番手のアルパカ100%の超鮮やかな多色使いのストライプ柄のニットです。
でも本題はストライプについてです。
前回でニット、カ
「ノルデックセーター」「ロピーセーター」(ニットの名前の由来〜クラフトニット③)
前回までで、私たちがよく耳にする「アランセーター」、「フェアアイルセーター」というのは
❶“それぞれアラン諸島とフェア島がルーツのクラフトニット(工藝ニット)“のことであり、
❷“定番ニット(セーター)の1ジャンル(種類)のとしての一般名称でもある“
という説明をしました。
また、「アラン編み」「フェアアイル編み」という編み方も世界中で広く知られ、ニットの定番の編み方として一般名称化してます。
いったん「あぜ編み」の見た目をわかろう(ニットの名前:編み地)
セーターと呼ばれるようなスタンダードなニット製品の編み地は基本天竺目です。
だからなのか、身頃の編み地が天竺以外だとその編み地がセーターの商品名になってるケースが多いです。
編み地が『畦あみ』だとだいたい商品名になってます。
今回は『畦編み』の説明です。
かなりよく聞く編み地ですが、リブっぽい組織でリブとの違いがよくわかりません。
私は当初リブ編みとの区別がついてませんでした。
リブ編み
セーター(ニット)の名前(商品名)について
通常、洋服は多種多様でサイクルも早いので商品に音楽とか本みたいなタイトル名はもちろん、シューズやスニーカーみたいにモデル名さえつけたりしないことがほとんどです。
お店に並ぶニットにも特別に意味のある名前はありません。
が、便宜上でそのニットの特徴「編み地・柄・糸・ディティール」などで商品名(呼称)が設定されてます。(業務的に設定されてるって感じです)
ちなみにバトナーのこのニットには名前ついて
「ガンジーセーター」と「フィッシャーマンズセーター」。ニットの名前(ニットの名前の由来〜ハンドクラフトニット④)
時期も時期なのでそろそろクラフトニットの話はやめようと思うのですが「ガンジーセーター」だけ最後に触れます。
「フィッシャーマンズセーター」というジャンルを聞いたことあるかと思いますが、その名の通りもともと漁師さんが作業用に着てたセーターです。
現在の感覚でいくとニットのセーターが漁にでるときの作業着ってなに?ですが、、
昔はナイロンだ、ポリエステルだ、撥水加工だ、ラバー(コーティング)だ、ゴ
『フェアアイルセーター』とシングルジャカード(ニットの名前の由来〜クラフトニット②)
前回、「アランセーター」を題材に
「ある地域で生まれた民藝品としてのクラフトニットが地場産業として成功し、世界中に広まった結果、ニットのジャンルの一つとなって世界中で個人の編み手にはもちろん、アパレル製品として当たり前に模倣されている」
という説明をしました。
●固有名詞の「アランセーター」、、、、アイルランドのアラン諸島で編まれたアラン編みのハンドクラフトニット
●一般名詞の「アランセーター
『アランセーター』とはなんのことなのか? (ニットの名前の由来〜クラフトニット①)
画像はトラディショナルな編み地のローゲージなニットです。(実はカシミアですが)こういうニットを通常なんと呼んでいるか?
洋服屋さんの店頭ではアランセーターとかケーブル(縄編み)ニットくらいで呼ばれてると思います。
なので、このニットだと「カシミアのアランセーターのSサイズだして」みたいな会話が交わされていると思います。
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