青春と命の天秤
初めまして。
私は現役大学生で陸上競技をやっています。
このような形で何かを発信するのは初めてなので、拙い文ですがご容赦ください。
この記事は主にコロナウイルスと学生の部活動についてのお話になります。
はじめに
現在日本のみならず、世界各地で新型コロナウイルスが流行し甚大な被害が出ています。
その影響でイベントや集会、学校などの人が密集するような事は避け、企画の中止や延期という対応がされています。
メディアでも多く取り上げられていますし、ご存知の方も多いと思います。
そのコロナウイルスの影響により、高校生の青春が搔き消されようとしているのです。
もちろん高校に限ることでは無いですが、
本記事は高校部活動と現実の問題についてお話していきたいと思います。
高校3年生が目指す場所
私が高校生として部活動をしていた時、常に目標にあったキーワードが「インターハイ」でした。
陸上競技以外の部活動も同様に「総体」「甲子園」などの全国の舞台を目指し、そこで戦う事を目標に部活動に励む人が大半でした。
もちろん、選手や生徒のレベルによっては「県大会にでる」「レギュラーに入る」「いい演奏をする」など目標にバラつきはありますが、その全てはほぼ『大会』や『コンクール』などのなにかしらの"評価される場"にあります。
私の出身高校がいわゆる「強豪校」と言われるところであった為、特別そういう人が多い環境でした。
高校生の中でも、やはり3年生は最終学年で全ての集大成として望みます。
目標に向けて1年生の頃から積み上げてきた物を全てぶつける大切な1年です。下級生よりも勿論、思いは大きく強くなります。
そして、その"評価される場"においてされた評価によって人生は大きく左右される、という事が3年生の1番の特徴ではないでしょうか。
進路が決まったり夢が決まったり、就職に繋がる事もあります。
この1年はとても大切で、3年生が描く将来を決める重要な1年なのです。
現実の残酷さ
新型ウイルスの流行によって政府やその他機関により様々な対策、対応がなされていますが、その一つとして 大会等を中止や延期にする対応がされ始めています。
最近ではオリンピックの延期が決まり大きな話題を生んでいますが、そのような対応がされていくと、高校生の最後の大会やコンクールすらも中止や延期の判断がされる可能性が高い、という事になってきます。
また、学校としての活動が出来ない事により、そもそも部活動を行うことが出来ず指導者が居ないもとで個人で練習をしなければいけないのが現状です。
オフシーズンに思うように練習が出来ずに、目標に向けて努力できる環境が限られてしまっている事もあります。
もちろん生徒の安全を考えての事であり、死と隣り合わせのこの環境では仕方がないと言ってしまえば何も言えないことではありますが、これが受け入れ難い現実です。
最後の夏、最後の大会、最後の舞台。
ずっと目標にしていたものを一瞬で無かった物にされ、青春がその瞬間に終わってしまう残酷さは本人たちは勿論、関わっている私達でさえも耐え難いものがあります。
目標の到達点である"評価される場"自体が失われてしまうわけです。
今のところ新型ウイルスに対する具体的な解決目処はたっておらず、各機関によって研究などがされていますが我々はただ傍観者でいるしかありません。
辛い。悲しい。色んな思いがあって、でもそれをうまく表現出来なくてもどかしい思いをしている高校生達を見て、私自身もどうしたらいいか分からないけれど、こうして文にすることで何かのきっかけになればと思い記事を書かせていただこうと思いました。
もし前を向けるなら
高校生の青春は一生の宝物だと思います。
私も高校部活動の出来事は最高の思い出ですし、今後も心に残っていくものだと思います。
そんな大切な大切な1年が思うような物にならなかったあなたへ。
その思い描いた青春と、あなたの命を天秤に乗せると、乗せた瞬間に命を乗せた皿が地に着きます。どんな努力を上乗せして、どんなに汗水垂らしても揺るぎません。
命より重いものなんて無いんです。
そんなのわかってると思うかもしれません。ただ、その命を乗せた皿の下で潰された夢や希望を、今の自分にとってより良い、正しい方向に向けてみてください。きっと、それがもっと素晴らしい世界を見せてくれるはずです。
小説や漫画のような綺麗な世界は現実には無くて、どうしようも無いことで溢れています。
諦めなければいけないことは五万とあります。
ただ、小説家や漫画家が想像できないような奇跡は、起こります。起こすためには前を向かなければならない。次に進まなければ何も起きません。
もし前を向いて、新しい目標を見つけてくれたら嬉しいです。私自身もまだまだ子供なので正しいことは言えませんが、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。字ズラで見にくい文で申し訳ないのですが、気持ちが少しでも伝わっていたら幸いです。また機会があれば、何か書かせていただければと思います。
ありがとうございました。
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