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助けたい赤ちゃんがいたから:Want to

タチの悪い風邪というのはあるもので、大人でもかかると厄介ですが赤ちゃんにとっては、命の危機にさらされることがあります。
数年前、私はそんな赤ちゃんを守るプロダクトの担当をしていました。インフルエンザなどウイルスには流行期があり、以前は秋から流行しはじめ冬にピークが来ていました。この流行期のカレンダーにあわせて薬剤を投与することで、重症化を防ぐことができます。
しかし、その流行期は、昨今変動してきており、秋より前の夏にはやるというようなことが増えてきました。
その状況下では、薬剤投与前のタイミングで流行することが散見され、赤ちゃんをウイルスから守れない事態になっていました。

この現状に直面し、何か自分の中で火が付いた感覚があり、そこから寝る間も惜しんで、土日もずっとこの問題にAIで取り組みました。
今思い返してみると、この行動には「Want to」が関係していたと考えています。
「Want to」は認知科学において、時間を忘れて、熱中して取り組んでしまう事象で、それを突き詰めればだれにも負けない世界一になりうる自身の人生を動かすエネルギーになります。
この時の私は、流行が変動することは、あきらめることではなく、必ず解けることであり、誰も解いたことがないこの問題を解くというWant toによるエネルギーで突き動かされていました。

数か月にわたる取り組みで、アンサンブル学習で計算を試み、流行の予測をAccuracy=0.8(8割の流行は予測可能)で実施。これにより主要学会のガイドラインが改訂。赤ちゃんへの投与タイミングが見直され、多く命を守ることができました。
そして、それから数年後の今年、赤ちゃんを守るプロジェクトを一緒に進めた奥井さんと起業。
今はWant toに生き、日本国内における深刻な心不全の状況に、AIで解決を取り組んでいます。

私自身は自分のWant toに相対的に正直なほうかもしれません。
なぜかというと、コーチングのセッションを持つと、自身のWant toを抑えよう、我慢しようとしているクライアントが多いからです。
もちろん、経済的な理由や家族を気にされる要素は人それぞれあります。
ただ、私から言えるのは、Want toに生きても、ちゃんと生活できますし、家族も守れます。
なぜなら、私自身が実践しているから。
そして、Want toに生きる姿は、家族や周囲にとって、より魅力的にみえることもあるかもしれません。

あなたもコーチングのセッションを通じて、ご自身のWant toに向き合ってみませんか?
セッションは随時受付けしておりますので、こちらからお声かけください。

ということで、赤ちゃんを守るとうPJをやり遂げたのは、「Want to」のおかげというお話しでした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
それでは、また次のNoteでお会いしましょう。

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