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コーチングをはじめて受ける方へ

皆さま、こんにちは。
ご覧になっていただきありがとうございます。
コーチングを受けるクライアントの皆さまへ向けたPre-readになります。
認知科学の基礎知識について書かれておりまして、セッションをより良くするものになりますので、楽しんでご覧いただきたいと思います。

はじめに、コーチングは、ご覧いただているクライアントとしての皆さまの
「人生をより豊かにするもの」
です。

ただし、豊かにするというのは、お金持ちになるや出世するとは別です。
誰もが、ほかの人には負けない世界一のWant toがあります。
それを駆使して、現状の外のゴールを置き、更新していくことで、
あなたらしさ、本音の自分で人生を進められるものです。

「どうやって?」

そう思われた方もいらっしゃると思います。
私がご提供するコーチングは、
認知科学により脳と心のカラクリを理解したプロフェッショナルが、
クライアントの現状の外のゴール設定をセッションを通じてお手伝いするというものです。

そこで、ここからはクライアントが事前にイメージを持っていてほしい認知科学のエレメントをご紹介いします。
ここでイメージだけでも持ってセッションに入っていただくことによって、セッション自体をより良い時間にすることができます。

認知科学のエレメント

  1. ゴール設定

  2. RASとスコトーマ

  3. エフィカシー

  4. コンフォートゾーン

  5. セルフトーク


これより、一つずつインプットしてきますね。
1.ゴール設定
コーチングのセッションで実施することは、一つだけなのです。
それはゴールを設定すること。
ただし、ただ設定すればよいのではなく、そこには3つの問いかけるポイントがあります。

  1. 現状の外のゴールになってますか?

  2. 自分のWant toによるとことですか?

  3. 複数のゴールを持てていますか?

一つ目の現状の外のゴールが、最も難しいポイントであり、最初から一人で設定できる人はいないです。ですので、コーチがセッションを通じて、クライアントが自ら作るお手伝いをすることになります。
二つ目の、Want toについても、ご自身で見つけることは難しいことが多いです。これに対しても、コーチが、クライアントとのお話しを通じて、Want to特定のお手伝いをしていきます。
ここで、重要になるのは、クライアントには、自己開示による本音を言っていただくことが重要になります。
最後の複数のゴールは、バランスホイールという考え方を推奨しています。
「仕事」「趣味」「ファイナンス」「健康美容」「家族」「知性」「社会貢献」「人間関係」
8つの領域からクライアントの要望とセッションの進み方を相談し、優先する領域からゴールを設定していきます。

2.RASとスコトーマ
ゴール設定に向けて、ここでは脳の動作をうまく使います。
RASは、脳に備わった機能で、Reticular Activating Systemの略で、和訳すると脳幹網様体賦活系です。
例えば、あなたが骨折して車いすになった途端に、駅のエレベータの有無がきになったり、道端の段差に目がいったりする。
これがRASが発火した状態です。
一方で、骨折してなかった時は、別に気にならなかったですよね?これがスコトーマ(心理的盲目)です。
人の脳は、自分に関係するものば目につくというRASの処理により、目の前に広がるたくさんの情報から、
見ないことを決めているというスコトーマがあるというわけです。
このような脳の仕組みを使って、セッションは進めていきます。

3.エフィカシー
エフィカシーという言葉自体は、ビジネス書などで聞いたことあると思いますが、改めて厳密に定義させてください。
ここでのエフィカシーとは「ゴール達成に一番必要なもの」で、詳細でいうとセルフエフィカシーといいます。
「設定したゴールに対し、自分で達成できるという能力への自己肯定の高さ」です。
例えると、起業家が持つ根拠のない自信のようなもと言うとイメージできるかもしれません。
スタートアップビジネスだけではありません、前人未到のチャレンジをする冒険家や、
オリンピックで世界新を目指す選手は、高いエフィカシーによって誰もなしえないことができるのです。
この心の特徴は、セッションでのゴール設定においても重要になります。

4.コンフォートゾーン(ホメオスタシス)
脳と心の仕組みがわかってきて、そのメカニズムが気になってくる方もいらっしゃると思います。
メカニズムを理解する上で、重要となるのがコンフォートゾーンです。
ここでの定義は、現状に戻る力・維持しようとする力で、誰もが日々恩恵を受けています。
例えば、無意識に呼吸する、体温を自分の平熱に維持するという、生命を維持するために必要な機能です。
ただ、いいことばかりでもなくて、このコンフォートゾーンに戻ろうとする力は、ダイエットにおけるリバウンドでも、
戻ろうとする力として出てしまうことがあるんです。
なぜかというと、特徴があって、二つ保持できない。つまり、一つしか持てないということなのです。
ダイエットの場面では、やせる前をコンフォートゾーンとしてしまうと、たとえやせたとしても、
コンフォートゾーン一つしか持てず、元の状態を維持しようする状態の場合、戻ろうとするモチベーション出てしまうからなんですね。
逆に言うと、やせた状態にコンフォートゾーンを持てると、リバウンドは起こらずダイエットは成功するんですね。

先ほどの、ゴールでいうと現状がコンフォートであり、現状の外のゴールにコンフォートゾーンを持てるかが大事になります。
ここが、セッションにおける、コーチの腕の見せ所になります。
現状の外のGoalにコンフォートゾーンを持てると、そこに戻ろう戻ろうという力が働き、
スコトーマが外れる、RASが発火するという流れになるわけす。

5.セルフトーク
ここまで、脳と心の仕組みの理解が深まってきて、コンフォートゾーンの概念もイメージできたかと思います。
あとは、どう実行していくかの動力が必要になります。
それがセルフトークです。
セルフトークは、脳の世界では、一日に数万回もされていて影響力が強いんです。
なぜならば、人間の脳の仕組みは、以下のような流れになっているんです。

自分に語りかける言葉→自らの映像を作る→映像により感情が想起される→自己イメージを形成する→コンフォートゾーンを形成する

この自分に語り掛ける言葉はイコール、セルフトーク次第で変わるわけです。
ちなみに、ネガティブセルフトークしちゃうと消極的な自己イメージになってしまいます。
なので、現状の外のゴールをたて、それに向かうとき、ポジティブセルフトークがその動力となるわけです。


最後に、ここまでの振り返りをしながらクロージングです。
心と脳は、どのようなメカニズムで、どのような動力で動作するかインプットしてきました。これによって、あなたの頭の中に、外からの入力に対して、自分の中に何が起こって、それが行動となるか、イメージ持てと思います。これを、非言語的活動と呼んでいて、カラクリを頭にイメージできるからこそ、コーチングにより次のゴールを見つけられると考えています。
コーチは、カラクリのうまく使えるように積極的に介入していきます。
しかし、介入はゴールの中身を決めることはしません。
コーチはゴール設定ができるように促し、持続していく脳と心の構築をバックアップしていくために介入します。

そして、これからどのように進めるかについて「脳と心のカラクリ」をセッション前に思い出す時間を持っていただきたいです。
これによって、
「現状の外にゴールを設定して、そのゴールにコンフォートゾーンを置くために、高いエフィカシーを持つ」
を実現していきます。

それではセッションでお会いしましょう。


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