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今日会いに行きたい!気になる土偶#067平川市郷土資料館

ガチッ!と強さみなぎるポーズ。
ピタッとしたボディスーツを身に付けて、
このまま空へと飛びたちそう。

青森県から出土した11.5㎝の小さな体は、
まるで縄文時代のヒーロー!

縄文時代後期 / 青森県堀合遺跡
平川市郷土資料館

腕や首、肩に点々と開く穴が印象的。
胴部の幾何学文様と相まって、
さながら「宇宙戦士」のようです。
背面にも穴や文様が続き、完璧な出で立ち!

足の指は…ちょっと多い?
踵がかなり大きく、安定感は抜群!

まん丸の目と開いた口、
まだあどけない少年のようにも見えてきます。

見上げる若きヒーローの目に写っていたものは?

それは青森でも、日本でもなく、
世界だった!

ヒーローがいつものポーズを決めているのは、
2009年のロンドンの大英博物館。
「What's that?」飛び交う初めての異国で、
何を見ていたのでしょうか?

大英博物館での様子
 平川市郷土資料館 展示パネルから

既に世界デビューを果たしていたヒーロー。
日本でももっと羽ばたきたい!

参考図書
土偶美術館 小川忠博・原田昌幸 平凡社

お読みくださり有難うございます☆彡


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