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今日会いに行きたい!気になる土偶

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博物館や資料館で出会った数多くの土偶たち。その中で、あまり表舞台にでることのない土偶を紹介しています。 一見何の変哲もない土偶に見えて案外面白い秘密を持っていたり、本当に土偶なの…
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#土偶

今日会いに行きたい!気になる土偶#101:奥会津のリアルな女神さま/やないづ縄文館

四方を山々に囲まれ、冬には深い雪に閉ざされる奥会津。きっと彼女は人々の光であったことでし…

のんてり
6日前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#100:湘南の風に吹かれて/神奈川県立歴史博物館

湘南の爽やかな海風に髪をなびかせ、粘土を手にする縄文人…ちょっと素敵な光景が思い浮かびま…

のんてり
2週間前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#099伊勢堂岱縄文館

どこかにいませんか?こんな人。 ちょっと偉そうな態度の…あの人みたい。 『おどる土偶』川…

のんてり
3週間前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#098御所野縄文博物館

人々の「祈り」を知ること… それはその時代の暮らしを知る手がかりにもなるようです。 今日…

のんてり
1か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶 #097伊勢堂岱縄文館

縄文時代の人形と言えば土偶ですが、それと同時に岩で作った 岩偶も作られていました。 「笑…

のんてり
1か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#096十日町市博物館

長い両手を大きく広げ、天を仰ぐ。 聖職者が聴衆の前で祝祷を捧げている…かのように。 「手…

のんてり
1か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#095秋田県立博物館

笑みを浮かべて寝そべる土偶? よくよく見ると…顔がついたかなり風変わりな形の縄文土器です。 『人面付環状注口土器』 まるでドーナツのように環状なっている土器の端に、土偶のような人面が付いている珍しい土器です。 土器の全体は空洞で、頭の部分は液体を入れる注ぎ口になっているようです。この時代に多く作られた注口土器と呼ばれるものです。 全長は15.5㎝、高さは8.5㎝、 全体にぽつぽつと付いた小さな瘤のようなものが、この時期の土器の特徴を表しています。 土器の表面は艶々と黒

今日会いに行きたい!気になる土偶#094伊勢堂岱縄文館

土偶の多くは頭部や手足が無くなり、体は欠け、バラバラの欠片となって出土する…人形として完…

のんてり
2か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#093秋田県立博物館

まるで赤い大きなリボンをつけているみたい! 印象的な髪型は縄文人の髪型を表していると言わ…

のんてり
2か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#092長野県立歴史館

くるくるっとした眉の先がチャームポイント⁈ 何かに驚いているのような、まん丸の目と口。 愛…

のんてり
3か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#091福島県立博物館

目鼻立ちが整った土偶は、縄文人をそのままを写しとったように写実的です。 赤ら顔と同じ色の…

のんてり
3か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#090神奈川県埋蔵文化財センター

彼女は「東正院ちゃん」(愛称)。 先ず目に飛び込んでくるのは、一文字の太眉と目。 とても真面…

のんてり
3か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#089十日町市博物館

焼きたての三角スコーンはいかが? 思わず手を伸ばして…と、言いたくなるような三角形は実は…

のんてり
4か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#088滋賀県埋蔵文化財センター

半分になってしまった顔。 目の廻りには…複数の力強い線が刻まれています。 『土偶形容器』弥生時代中期 一見土偶のように見えますが、頭の部分が入れ物になっている弥生時代の『土偶形容器』と呼ばれるものです。 このような容器には幼児の骨が入っていた事例があることから、人形の形をした「子供用の骨壺」と考えられています。 そしてこの『土偶形容器』の特徴は、目の廻りに刻まれた線です。 これは「イレズミ」の表現であると考えられるものです。 同じ遺跡からは、同様に「イレズミ」を表現