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今日会いに行きたい!気になる土偶

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博物館や資料館で出会った数多くの土偶たち。その中で、あまり表舞台にでることのない土偶を紹介しています。 一見何の変哲もない土偶に見えて案外面白い秘密を持っていたり、本当に土偶なの… もっと読む
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記事一覧

今日会いに行きたい!気になる土偶#083滝沢市埋蔵文化財センター

寝息が聞こえてきそう… 枕を頭に気持ち良さそうに横になっているのは、 「出産をしている姿」…

のんてり
13時間前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#082東京国立博物館

顔の数…多くないですか⁈ 思わずそう問いかけたくなるのは、『人形装飾付異形注口土器』。 …

のんてり
6日前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#081東京国立博物館

あれから13年。 今年も日本各地でたくさんの祈りが捧げられています。 祈ることしかできない…

のんてり
2週間前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#080千葉市埋蔵文化財調査センター

とぼけたような表情が印象的なのは、縄文時代の終わり頃に作られた「人面付土版」。 あの「ク…

のんてり
3週間前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#079栃木県埋蔵文化財センター

穏やかに微笑んでいるのは、栃木の土偶。 ニックネームは「友蔵」。 「友蔵」⁈ そう、名前の…

のんてり
1か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#078神奈川県立歴史博物館

今日の主人公は、 特異な様態だと囁かれる 弥生時代に作られた「人面付土器」。 高さ12.2㎝、…

のんてり
1か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#077東京国立博物館

肩にあるのは渦巻文様のケープ? 顔は少し広がり気味の5角形のホームベース型。 中央に寄った目鼻口に、左右の大きな穴は耳? 腰にはケープとお揃いのスカート? その下からは極端に短い脚が覗いている。 この見たことのない様相の土偶は、 北海道室蘭市の縄文時代晩期の遺跡から見つかりました。 実は何を隠そう、 遮光器土偶の仲間なんです。 遮光器土偶と言えば、コテコテした装飾に大きな目が特徴的ですが、その要素はいったい何処へ行ってしまったのでしょうか。 東北地方で盛んに作られてい

今日会いに行きたい!気になる土偶#076釈迦堂遺跡博物館

「土偶の頭は当時の髪型を模している」 縄文土偶の形や文様には、当時の風俗が表されていると…

のんてり
1か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#075国立歴史民俗博物館

ごくありふれた日常の風景に、小さな子供を連れた男性の姿がよく見られます。父親であったり、…

のんてり
2か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#074斉宮歴史博物館

笑顔の四角い顔は、 三重県の縄文遺跡から見つかった「人面土版」。 今から約2600年前の遺跡を…

のんてり
2か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#073大湯ストーンサークル館

ナニカの動物?とも思えるような縄文土偶は、 秋田県のストーンサークルから見つかりました。 …

のんてり
2か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#072神奈川県埋蔵文化財センター

欠けた頭に修復の痕、 ちょっと痛々しい… 今日の土偶は、私が時折訪れる 「神奈川県埋蔵文化…

のんてり
3か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#071東京国立博物館

あなたは誰? どこかで見たような… 何かに似ているような… ちょっと可愛いような、おどけて…

のんてり
3か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#070神奈川県埋蔵文化財センター

わずか3㎝程でしょうか。 小さなカオは、縄文土器の上部についていた 人面(顔面)把手と呼ばれるもの。 土偶は単体の人形ですが、それが形を変えて土器に付いたものだと考えられています。 今から約5000年前の 「表裏人面把手」(深鉢:勝坂式) 縄文時代の竪穴住居跡が全部で200軒ほどの、この地域の拠点的な集落跡であった遺跡から発見されました。 そして「表裏」とあるように、このカオは1つの人面把手の「表と裏」の顔〟! どちらが、表か裏か? ハート形の顔はどちらもこの地域の特