Amazonミュージックのプレイリストを眺めていたら、もう虫の息
Amazon Echoを買った。声だけで音楽をかけられるようになったとは。なんて未来だ。
音楽には疎いけど、これがあれば普段から音楽を聴く習慣ができるかもしれない。
ということで、Amazonミュージックのプレイリストから気になるものを探してみた。primeでも100万曲以上あったものが、unlimitedはなんと4000万曲以上もあるらしい。
1日1曲ペースで計算すると、この先110000年くらい毎日違う曲を聞いて過ごすことができる。未来だ。
だがしかし、私は音楽に疎い。
日本の音楽シーンのことすらほとんど分からないので、海外のこととなったら言語の壁とかの前に、その辺の小さな段差ですら超えられるか怪しい。正直にいうと、ちょっと前までジャスティン・ビーバーですら認識できていなかった。
そんな状態なのでAmazonミュージックにあるプレイリストを眺めていても、湧いてくる感情は期待よりも不安しかない。「仕事がはかどるアンプラグド・ポップス」。は?アンプラグド?何が繋がってないんだ。マイミクじゃないとかそういう話か?
「仕事がはかどるジャズ」はわかる。「読書の秋に聴きたいジャズ」もまあわかる。ジャズに詳しくなくても言わんとすることはなんとなくわかる。
でも、「聴くと涼しくなるジャズ」はわからない。怪談話なのかな?としか思えない。
「季節のワインに合うジャズ」ってこれはプレイリストじゃなくて急にチーズの話でしょ?「呑みすぎた朝に聴きたいジャズ」ってのは何だ。あっ、しじみか? しじみでも入ってるのか?
ちょっと待って。「冬支度がはかどるジャズ」って、おい。ニーズが細かいよ。ジャズ、どんだけ万能なんだよ。アロエかよ。
「ドライブで聴きたいフュージョン」はゴテンクスか何か出てくる? 「呑みすぎた朝に聴きたい爽やかなフュージョン」はもう周回遅れのレベルで私を置いていってるよ。しじみの次はグレープフルーツジュースか何かかな? ジャズとフュージョンは特に異次元なんじゃないですか?
趣味は音楽鑑賞という人たちは普段からこの次元で話しているのだろうか。音楽愛好家への道は遠い。
「バレンタインを盛り上げるJ-POP」とかこれくらいわかりやすいのを求めてるんだけど、そういうのではやってないみたいだ。奥が深い。
その後もプレイリストを見て回っていたのですが、「ハイウェイで聴くメロディック・スピード・メタル」の疾走感にド肝を抜かれ、「夜のヒップホップ」という週刊誌の見出しみたいなの文言に気を取られている隙に、「予定があるのに帰れないロック」の圧倒的な破壊力で致命傷を負いました。「予定があるのに帰れない」と「ロック」という単語が結ばれることなど絶対にないと思っていた時期が私にもあったんですけどね。
もはや虫の息だったので、「心のリズムを整えるジャジーなヒップホップ」を聞いて出直したかったんですけど、一撃必殺の「一発屋オブ・ザ・ワールド」を食らったので私はもう助からないっぽいです。
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