詩「ローリング」 2018 5 21
俺は神だ
俺は宇宙だ
俺は太陽だ
お前はその後時空を超えて唇を噛む
ローリング
たゆたっているゆらめきの束を俺が裁く
お前がやっと手に入れたもの
それがまやかしだ
ローリング
誰もが最後に救われると信じて宙に拝む
犯した罪の大きさにかかわらずまっとうな道に戻ったのだと勝手に思い込んで生を閉じる
お前がそうしたいのなら勝手にやりな
俺はそこまで慈悲深くない
あの世にいってからこんなはずではなかったと
私はすでに浄化していると
訴えればいい
嘆けばいい
お前の前世の分までお前は抱える
誰もが許されたら立つ瀬がない奴らもいるってことも頭には入れておいた方がいい
俺は神だ
俺は宇宙だ
俺は太陽だ
知らなければそれでいいのになぜ知りたがる
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最後まで読んでいただいてありがとうございます。
あなたに会えてしあわせです。
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