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麦芽、ホップ及び水を原料として発酵させたもの―――その名はビール
キンキンに冷えたジョッキ。ふわふわの泡。炭酸と香りと苦み。
お店で飲む、生ビール(中)。
乾杯をして、ごくごくごくごくごく。
身体によくないとわかっていても、のどが渇いているときに一気に飲むビールはうまい。
劇団120○ENのナラです。
わたしの好きなもの、ビール。
と言ってもお酒全般好きなのですけど。
日本酒ワインにウイスキー、焼酎カクテルなんでもござれ。
甘いものから強いものまで、クセのあるものも基本的に好き嫌いなくいただきます。
舌が肥えているわけでも知識が豊富なわけでもない、なんでもおいしく飲めるたちのただの酒好きです。
今回「好きなもの」というお題をいただいたとき、自分は何が好きかしらと考えて早い段階で頭に浮かんだのがお酒でした。
お酒と言ってもいろいろあるけれど、その中でいちばんと言ったら何かしら。
日本酒やワインも捨てがたいけど、いまいちばん好きと言ったらビールかな。
「とりあえずビール」のナマ中、帰り道コンビニでホットスナックと一緒に買う缶ビール、産地も風味もパッケージも様々なクラフトビール。
どれもとっても魅力的。
居酒屋さんで飲み放題だったら最初の一杯目から三杯目くらいまではビール、そのあとはその時のおつまみの傾向だったり、ほかの人が何を飲むかを見ながら、ハイボールだったり、日本酒だったり。
ビールは懐が深いので、どんなおつまみでも大概受け入れてくれるのがいい。
でも、この二年の間に外で飲む機会がめっきり減りました。
もちろん世の中がこんな状況になってしまったというのも一因ですが、
10分歩けば飲み屋に行けるところから、歩いて帰るのはちょっとしんどい距離の場所に引っ越したのも大きな理由。
家で飲むようになりました。
家飲みにおけるビールの魅力。
日本酒やワインを飲み比べしたくても家飲みじゃあ難しい。
人数がたくさんいる宅飲みじゃまだしも、基本的には同居人との二人体制。
うちの大きくない冷蔵庫には2本も3本も飲みかけの四合瓶やワインボトルは入らない。
その点ビールは良い。
ひとつ350mlとしても、一人でふたつみっつは飲み比べられる。
ビールの飲み比べの魅力。ひいてはクラフトビールの魅力。
日本各地でもたくさんの種類があるし、世界各地の輸入ビールもおもしろい。
コンビニやスーパーでも買えるようになってぐんと身近になったうえに、お酒を扱う量販店や輸入食品店じゃあ品揃えが多くて決められないくらい売っている。
例えば、みちのく福島路ビールの「ピーチエール」。
ほんのり桃の甘い香りがする。
この時のおつまみはモッツァレラチーズと福島産の桃に、レモン汁・オリーブオイル・黒コショウを振ったもの。うまい。
例えば、沖縄はオリオンビールの「75 BEER」。シークヮーサーを使ったIPA。
シークヮーサーはよくわからなかったけど、香りが華やか。IPA特有の苦みが好み。
ミラーレス一眼で撮ったので写真がやたら高画質。
例えば新潟エチゴビールの「エレガントブロンド」と「プレミアムレッドエール」。
こっち側がラベルの裏面にあたるのだけど、すてきだったので二つ並べて写真を撮っていた。
例えばイギリスのベルヘイヴン・ブルワリーの「TWISTED THISTLE IPA」。
あんまり味を覚えていないけど、おいしかった気がする。ソーセージを焼いて一緒に食べた。
ラベルのおじさんが特徴的。
大手メーカーも個性的なビールを出している。
サッポロビールHOPPIN’ GARAGEの「リスボンの坂道」「大人のチョコミント」。
今回は単品で購入したのですが、個性あふれるビールの定期便もあるようでいつ誘惑に負けるものかとひやひや。
「リスボンの坂道」はチェリーの香り。フルーツビールだけど甘味はないので揚げ物に合いそう。
「大人のチョコミント」はその名の通りチョコミントの香り。すこし黒ビールみたいな雰囲気で、雪見だいふくと食べたら最高でした。
好きでいろいろ飲んでるもののビールの知識はなかなかつかないもので。
ラガー、エール、ピルスナー、ヴァイツェン、IPA……、
それぞれなんとなくのイメージはあっても製造方法や原材料などはっきりとした区別はつけられていません。
たぶん、知識があったほうがもっとおいしくビールを飲めるはずよね。
いま気になっているものがあります。
「日本ビール検定」。通称びあけん。
日本ビール検定(愛称:びあけん)では、日本はもとより世界のビールにも触れ、ビールの歴史・製法・原料・種類などの基礎から、おいしく飲むための方法・うんちくなど、幅広い分野で検定を実施しています。
ビールを飲むのが大好きな貴方はもちろん、 ビールでおウチ時間を充実させたい貴方も、何でも知りたい好奇心旺盛な貴方も、どなたでも受検可能です。「びあけん」を通して新しい魅力に出会い、一杯のビールがもっとおいしくなるよう願っています。
(日本ビール検定公式サイトより)
やっぱり知ることでビールはおいしくなるに違いない。
1~3級まであるようで、初級の3級ならテキストで勉強すればわたしでも合格できそう。
2022年度の試験概要がまだ出ていないようなので、詳細が公開され次第準備に入ろうと思います。
ひとりで飲むビールももちろんおいしいけど、わいわいがやがや飲むビールも最高だ。
この二年、公演後の打ち上げはずーーっと我慢してきました。
本当に、そろそろ打ち上げさせていただきたいので、どうにか収束してくれないかなあと願うばかりです。
これは2016年10月に上演した「-信達義民芝居 太郎右衛門- 思わざらまし 六つの花」での打ち上げでの写真。乾杯のビールを前に待ちきれない様子のナラ。
早くみんなと乾杯したいね。
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