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12月28日

私の携帯に入ってる写真備忘録によるとちょうど一年前は福井からはるばる車で訪れてくれた友達夫妻と父と一緒に松阪牛の美味しい焼肉を食べた。一升瓶というのがお店の名前で県外ナンバーの車も駐車場でよく見かける。本当に美味しいので愛する福井の美味しいものと同様に皆様にお薦めしたい。メニューはもちろん全て美味しいがここで私は『きりおとし』をいうのを注文して特製タレまたは塩で頂くのが最高。きりおとしと言ってもさすが松阪牛A5だ。サービスも良くてお値段も決して高くない。日本に無事に行けた日は父と一升瓶に行かねば。

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すっかり口の中が焼き肉になってしまったが焼き肉の翌日、無事に小雨の中謎の黒装束軍団300名をすり抜け伊勢神宮にお参りした後、曇り空を眺めながら鳥羽へ。私と友達だけで出かける時はいつも好天気に恵まれるのに友達曰く、旦那さんがとんでもなく雨男なのでごめんねと言われた通りになった。そう言えば以前から旦那さんも一緒に食事に行く時は福井でも大雨だったし、彼が犬の散歩に行く時は暴風雨になったこともある。

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見た目はキュートだけど立派な番犬のこの方も福井から一緒に来たので友達夫婦はペットと泊まれる民宿に2泊。次回はぜひうちの実家に泊まってもらおう。目指すはカキ食べ放題!

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写真が傾いているけど友達が予約してくれたかき丸さんが本当に良かった。

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年末年始はちょっと値上げしてますと言われたがそれでもこのお値段で90分(2019年)。予約制で2時間おきに入れ替わるシステム。

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それぞれ目の前のコンロで自分で焼いて頂く。調味料は色々あったが好きなものを持ってきても良い。

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伊勢神宮参拝後に赤福で美味しいぜんざいも頂いたのに待っている間に空腹。いよいよ90分スタートと同時に食べ放題に含まれるほっかほかの牡蠣飯とカキフライとカキの佃煮登場。カキフライ最高。

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それぞれ軍手をして牡蠣を並べる。この時はまだ平和だった。隣に女性の二人連れがいらして地元からのリピーターだと言っていた。彼女達曰く3月が一番美味しいらしい。マイマヨネーズやマイ七味を持って来ていた。

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赤味噌の牡蠣汁もあったまる。

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子供の頃、理由はわからないが駅のホームなどでこういうお酒を飲んでいるなんだか大人が怖いと思っていたような記憶がある。今だったら飲んでいる人がいたら乾杯したいくらい。これ考えた人本当に偉いと思う。ワンカップ万歳。地元のお酒を常温で頂く。ビールも良いのだが年末で結構冷え込んでいたのでお酒をチョイス。お酒なら何でも飲めるってこういう時、本当に便利だ。友達は飲まないので彼女がずっと運転してくれた。ありがとう、友よ。

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牡蠣の殻の開け方を教わる。どんどん焼けてくるとバチンバチン弾け出して和やかなテーブルが戦場となった。あちこちできゃーっ あっつという悲鳴が聞こえ出した。お店の方が殻を開けてくれたり様子を見て回っていた。これアメリカでやるとしたらおそらく食べる前に5枚くらいお客さんは同意書(何が起きても訴えません)にサインしないとダメかななどと思うくらい弾け出した。牡蠣が弾けて熱い汁が顔や頭にかかる。でも焼き立てはほんのり塩味もあり何もつけなくても美味しい。90分食べ放題なので友達夫婦も真剣だ。

他のテーブルはどうかなとふと見渡すとグループの中の若い男性が一人黙々と牡蠣を焼き、殻を開けみんなに配っていた。お酒も2本頂き、お腹も落ち着いてきた私は人間ウォッチングをしながらこう思った。

ここでお見合いパーティーとかしたら良いかも。

こういうところで冷静にみんなにひたすら焼きガキを配っている男性がとてもかっこよく見えた。普通のお見合いじゃわからない人間模様。グループの中には焼きガキが結構大変なことがわかって逃げ出した若者もいたが彼は90分間黙々と焼きガキに集中してテーブルのみんなに配り続けていた。ちゃっかりものの私と友達はここのオーナーのようなおじ様がご挨拶に来た際に色々質問して足止めしてどんどん焼きガキを開けてもらった。90分間で殻を入れるバケツもいっぱいになり大満足だった。

私を山奥の実家に送り届けて友達夫婦は大晦日に福井へ帰って行った。2019年は4回も日本へ行けたが最高の〆となった伊勢、鳥羽旅行の思い出。


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