湖森十一

USA在住(大都市近郊のフルーツ農業地域)。

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最近の記事

Covid-19 Quarterly Report 2023 2Q

とうとう自分も新型コロナに感染した。職場で、ワクチンを5回接種した人から感染された。症状は熱と喉の痛み。発熱から5日後に熱は下がったが、倦怠感が1ヶ月上残った。と言うわけで、約3ヶ月ぶりの投稿。このときの顛末と合わせて、23年2期の新型コロナのデータをまとめたので、紹介したいと思う。23年2期は一言で言うと、隠れコロナが増えた。感染しているのにもかかわらず、ワクチンを接種しているから自分はコロナではないと言い張る人たちで、彼らのせいで、第9波が発生したといえる。そのあたりを、

    • Covid-19 Quarterly Report 2023 1Q Part 3

      最近はすっかり更新の頻度が落ちてしまったが、性懲りも無く、世界の新型コロナの感染状況を報告していこうと思う。今回は、23年1期(1月〜3月)のワクチン接種状況と感染との関係性をデータ的に考察する。また、日本の厚労省は新型コロナ患者の総数の公表をやめてしまったので、今回から、NIID 国立感染研究所が公表しているデータから推計された値を使うことにする。 1。日本は隠れ世界一の可能性日本は新型コロナ感染症の感染状況の位置づけを5類に変更した。その結果、新規陽性患者の数え方が大幅

      • COVID−19 Report 2023 1st Quarter 感染はまだまだ終わっていない

        個人的なゴタゴタで前回の投稿からだいぶ空いてしまった。性懲りも無く、23年1期の新型コロナの感染状況の報告をして、2期の傾向と予測をしてみる。 1。新規陽性数と死者数の修正前回の投稿から1ヶ月以上経ってしまったが、その間に幾つかの国領土で新規陽性数と死者数の修正があった。特にトルコは前回4月14日の投稿で23年1期の新規陽性数0人だったと報告したが、実は、9万人弱の新規陽性患者と400人強の死者がいたことを公表した。5月21日に確認したデータをもとに算出した修正後の世界の2

        • 23年1期コロナ四季報 日本の感染がひどいのは岸田政権の失態 補遺

          23年1期のQRランキングを貼り忘れました

        Covid-19 Quarterly Report 2023 2Q

          23年1期コロナ四季報 日本の感染がひどいのは岸田政権の失態

          23年もはや3ヶ月が過ぎた。今回から数回にわたって、23年1期の新型コロナの感染状況をまとめ、いつものように、大陸別の比較をし、国領土のランキングを作成した。今回は新規陽性数と死者数について考察する。 23年1期の新規陽性数、死者数、回復者数、接種回数は1月1日から3月31日までの合計、治療者数と重症者数はその間の平均値である。4月5日時点で得られたデータを用いて計算しているので、他のデータサイトとは数値が異なることもある。毎日データを更新する頻度が減った国領土も多いので最

          23年1期コロナ四季報 日本の感染がひどいのは岸田政権の失態

          COVID−19 Report 2023 Week 10-11 WBC

          WBCは当初言われていたよりも人気を見せていた。コロナのことなんかすっかり忘れ去られているようである。3ヶ月ほど前に、コロナの勢いが強い国ほど、W杯で勝つ傾向があることを示し、決勝ラウンドでの勝利チームを予測した。制度は70%ほどだった。今回も同じようにコロナの勢いが強い国ほど、WBCで勝つ傾向があるのかどうか調べてみたい。 1。コロナの勢いはWBCでの勝ちに結びつかずWBCは参加20国なので、W杯に比べ試合数も少なく、期間も短いので、この稿をまとめているうちに終わってしま

          COVID−19 Report 2023 Week 10-11 WBC

          COVID−19 Report 2023 Week 9 WBC

          ワールドベースボールクラシック(WBC)が始まった。昨年末はサッカーワールドカップ(W杯)で、世界的に感染が拡大した。今回はどうであろうか?今の所、世界全体の新規陽性数は減少しているが、ヨーロッパ、中東、中米で新規陽性数が増加傾向になっている。 1。WBCと新型コロナー大会前下の表はWBC2023出場20国領土の新型コロナの3月3日時点での感染状況である。 WBC出場国には⚾️を、W杯出場国には⚽️を記してある。日本、韓国、アメリカ。メキシコ、カナダ、オランダの6国が両方

          COVID−19 Report 2023 Week 9 WBC

          COVID−19 Report 2023 Week 7&8-パンデミックが終わらない

          WHOのテドロス議長が新型コロナのパンデミックを宣言してから3年になろうとしている。日本の新規陽性数は急激に下がっている。また、世界全体でも減少が続いている。これで長かったコロナ禍も終わりと考えている人も多いと思う。一方で、ヨーロッパを中心に新規陽性数の増加の始まったあるいは減少が止まった国領土が増えている。これまでの研究から、コロナは常に世界のどこかで増加しており、それが他地域に広まるという感染パターンをとる。実際、新規陽性数や治療者数が0人になったにもかかわらず、再び感染

          COVID−19 Report 2023 Week 7&8-パンデミックが終わらない

          COVID−19 Report 2023 Week 6 重症者数を正しく数えない国について

          2022年10月1日時点で、重症者数を正しく数えていない思われると指摘していた国領土が102国あった。そのうち23国領土で22年末から今年にかけ、相次いで、重症者数が公表を停止した。Worldometer では N/A で表される。もし、私の投稿がこの何らかの影響をあたえたとしたら、データ科学者冥利に尽きる。重症者数を正しく数えていない思われる国領土の特徴などを第2章で考察する。1章では22年のまとめをしている間に出てきた修正を報告する。3章では世界の動向を、4章では日本の動

          COVID−19 Report 2023 Week 6 重症者数を正しく数えない国について

          COVID−19 Report 2023 Week 5 疑ワク

          23年もはや1ヶ月以上が経った。22年の新型コロナ感染を振り返る第4回は、接種回数についての傾向をまとめた。ワクチン接種が本当に感染拡大を抑える効果があったのか論理的統計的に考察する。 1。22年のコロナ感染の動向ーワクチンについて2022年に接種を新たに開始した国地域はなかった。2021年2月に接種の報告を行なって以来更新が途絶えていたパラオは Github のリストから除かれた。 22年の接種回数は21年よりも減少した。一方ブースター回数は昨年より増加した。単純に多く

          COVID−19 Report 2023 Week 5 疑ワク

          COVID−19 Report 2023 Week 4 22年のコロナを振り返る-回復者

          22年の新型コロナ感染を振り返る第3回は、回復者についての傾向をまとめた。回復者数が多ければ感染がおさまりつつあるというイメージを持つかもしれないが、回復者数が多いことは実際に感染者が多いことでもあるので、解釈が難しい。故に、メディアに取り上げられることの少ない治療者数や重症者数よりも、さらに考察されていない。また、死者数と重症者数について興味深い結果が出たので4章で紹介したい。 1。回復者数が増えたからといって、感染が治まったわけではないWorldometer では感染者

          COVID−19 Report 2023 Week 4 22年のコロナを振り返る-回復者

          COVID−19 Report 2023 Week 3

          22年の新型コロナ感染を振り返って、Week 2では新規陽性数と死者数についての傾向をまとめた。今回は治療者数と重症者数の傾向を考察する。これらの数値はメディアで取り上げられることは少ないが、新規陽性数などとの相関を調べると興味深い結果が得られる。 1。22年のコロナー治療者数と重症者数 1A. 新規陽性数と死者数の修正 昨年末から新規陽性数0だったギリシャとドミニカ共和で漸く修正があった。フィンランド、スウェーデン、アメリカなどでもいつものように修正があった。新規陽性

          COVID−19 Report 2023 Week 3

          COVID−19 Report 2023 Week 2 22年と22年4期のまとめ その1

          22年の新型コロナ感染を振り返ってみたいと思う。まずは、新規陽性数と死者数について、さまざまな指標を使って、解析する。 1。22年のコロナ感染の動向 案の定、年末年始にかけて各国で修正があった。修正後の世界の22年全体と22年4期の新規陽性数、死者数、致死率は以下のようになった。 22年新規陽性数:3億7385万4321人(前年比△80%) 22年死者数:122万0394人(前年比▼65%) 22年致死率:0.30%(前年比▼1.4) 22年4期新規陽性数:4173万9

          COVID−19 Report 2023 Week 2 22年と22年4期のまとめ その1

          COVID−19 Report 2023 Week 1 22年の新型コロナ感染を振り返る

          23年1週は22年52週に引き続いて、新規陽性素数、死者数、接種回数は減少が続いている。しかし、100国領土近くで、データの更新がなされていないので、まだ正月休みが続いているのだろう。しかし、治療者数、重症者数、回復者数は増加が続いている。今回は22年の新型コロナの動向を振り返ってみる 1。22年のコロナ感染のデータ 今回は、世界全体の22年4期と2022年のデータをまとめた。大陸別データや指標別ランキングは来週以降に考察する。 1A. 22年は新規陽性は大きく増えたが、

          COVID−19 Report 2023 Week 1 22年の新型コロナ感染を振り返る

          COVID-19 Report 12/30 日本が新規陽性数、死者数、治療者数で世界1

          新しい年を無事を迎えられました。2023年も日本と世界のデータから得られる新型コロナの性質を描いていきたいと思う。昨年末は試行錯誤の末に取り扱いデータを増やしすぎて、誌面が長くなり、かつ、週一回の投稿ペースを維持できなくなったので、今年は、重要なものを見極めていきたいと思う。 1。トケラウで初の感染、日本は死者数1位、累計陽性数6位22年12月30日にトケラウで初の新規陽性が確認された。世界で231番目(クルーズ船を含む)である。これで、世界で新型コロナ感染の報告がないのは

          COVID-19 Report 12/30 日本が新規陽性数、死者数、治療者数で世界1

          COVID-19 Quarterly Report 2022 Week 50 & 51(12/10−23) 日本のコロナは世界と違う

          W杯が終わった途端に、コロナの勢いが衰え出したようである。ノックアウトステージ真っ只中の50週(12/10-16)は新規陽性数が増加したが、決勝も終わった51週(12/17-23)は減少となった。しかし、日本をはじめとして、新規陽性数が増加を続けているところがいくつかある。特に日本は他の国とは違う感染の仕方をしている。今回は、その違いについて考察する。 A. 新規陽性者数の半分は日本に集中下の表は Worldometer の12月25日の世界の CornavirusUpda

          COVID-19 Quarterly Report 2022 Week 50 & 51(12/10−23) 日本のコロナは世界と違う