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COVID−19 Report 2023 Week 4 22年のコロナを振り返る-回復者

22年の新型コロナ感染を振り返る第3回は、回復者についての傾向をまとめた。回復者数が多ければ感染がおさまりつつあるというイメージを持つかもしれないが、回復者数が多いことは実際に感染者が多いことでもあるので、解釈が難しい。故に、メディアに取り上げられることの少ない治療者数や重症者数よりも、さらに考察されていない。また、死者数と重症者数について興味深い結果が出たので4章で紹介したい。

1。回復者数が増えたからといって、感染が治まったわけではない

Worldometer では感染者が全て回復しているところは背景が緑に、死者以外の感染者が全て回復しているところは背景が灰色になる。バチカンとフォークランド諸島の1国1領土だけが緑で、北朝鮮、シリア、エリトリア、西サハラ、ダイアモンドプリンセス、MSザーンダムの3国1領土2クルーズ船だけが灰色である。過去にはギリシャやトルコなども灰色になったことがあるが、すぐに新たな感染者が出て、すぐに背景色無しに戻った。

22年12月30日に初めての新型コロナの陽性患者を出したトケラウでは、この稿のデータの集計を締め切った2月1日の時点で、いまだに全員が治療中である。したがって、回復者数は0である。トケラウをはじめとして、49国領土で22年4期の回復者数が0である。これらの国領土ではトケラウのように全員が治療中かというと、そうではない。例えば、北朝鮮は22年4期の回復者数は0であるが、治療中の患者も新規陽性も0である。

したがって回復者数を解析するには、新規陽性数及び治療者数とセットで見ていく必要がある。

1A. 回復者数と回復率の計算方法

回復者とは新型コロナで陽性となったが、回復した患者のことである。アメリカのCDCは、無症状のまま10~14日経てば回復したとみなす。症状がある場合は、その症状が治まってから、24~72時間その症状が再発しなければ、回復したと判断する。初期の頃は、既定の時間が経過した後の再検査で2回続けて陰性ならば回復したとみなされていたが、最近ではそうではないらしい。

回復者数と新規陽性数、死者数、治療者数の間には
回復者数=治療者数ー新規陽性数+死者数
という関係が成り立つ。QRではこの式を用いて日々の回復者数を算出している。したがって、回復者数は2次データである。また、新規陽性数のように、回復者数は22年と22年4期の累計値の算出が可能である。

22年4期の回復者数には、4期間以前に感染した患者を含み、23年1期に入って回復した患者を含まないので、4期間に感染した患者の回復者数ではない。同様に22年の回復者数や23年3期の回復者数も同様である。

四半期の回復率は新規回復者の新規陽性数に対する割合を表す。死者があれば、回復率は100%にはならない。今までのデータから、回復率は90%前後になることが多い。また、前期に感染した患者が多く回復すると、回復率は100%以上となる。1週間の回復率は新規回復者数の治療者数に対する割合である。計算方法が四半期とは違うので注意されたい。

1B. 回復者数は減っている

22年と22年4期の新規陽性数と回復者数は以下のとおりである。

22年新規陽性数:3億7392万8885人(前年比△80%)
22年新規回復者数:3億7194万9846人(前年比△97%)
同回復率:99.5%(前年比△3.6)

22年4期新規陽性数:4181万4284人(前期比▼39%、前年同期比▼25%)
22年4期新規回復者数:3423万6408人(前期比▼52%、前年同期比▼21%)
同回復率:81.9%(前期比▼22.5)

22年の回復者数は21年のほぼ2倍である。しかし、22年の新規感染が21年の約1.8倍だったので、それを超える勢いで回復者が増えていった。22年4期の回復者数は22年3期からは半減した。新規陽性数は39%減だったので、回復者数の減少は新規陽性数の減少より大きい。つまり、回復しにくくなった、ということである。

22年回復者数推移

回復者数は新規陽性数などと同様に、22年1期が最も多く、以降は減少する。1期は新規陽性数が非常に多かったので、その分回復者数も多くなった。

大陸別22年4期の回復者数

ヨーロッパ西で22年4期の回復者数がもっとも多かった。アジア東が2番目に多く、以下アメリカ北、ヨーロッパ東、アメリカ南と続く。アジア東とヨーロッパ西の順序を逆にすれば、治療者数の順位と同じである。

大陸別シェア22年4期ー22年3期との比較

外側が22年4期の、内側が22年3期のシェアである。4期はヨーロッパ西で世界の41%の回復者を占めた。3期は29%だったので、12ポイントも上げたことになる。4期はアジア東が27%、アメリカ北が15%のシェアでそれぞれ3期よりも下げた。アフリカのシェアは3期も4期もほぼ0である。

大陸別シェア22年4期ー21年4期との比較


外側が22年4期の、内側が21年4期のシェアである。ヨーロッパ西は21年4期から15ポイントも者を上げたが、ヨーロッパ東のシェアは3分の1に、アメリカ北のシェアも5分の3になった。アジア東はシェアを3.5倍に伸ばしたが、アジアは中、西は者が10分の1ほどになった。アフリカは21年4期には2%ほどのシェアがあった。

大陸別22年回復者数の推移

アフリカとカリブ海は回復者数が他の地域と比べ少ないので拡大した。

大陸別22年4期の人口100万人あたりの1日平均回復者数

人口比ではヨーロッパ西が最も高い。2番目に回復者数の多かったアジア東は人口比では、オセアニア、アメリカ北、ヨーロッパ東、カリブ海よりも低い。

22年4期回復者数ランキング

表には上位20国までぼ国名、地域、QR Rank-4Q(4期QRランク)、New Cases-4Q(同新規陽性数)、Average Active-4Q(同平均治療者数)、Recovered-4Q(同期回復者数)、Recovered pmpd-4Q(同人口100万人あたり1日平均)、ROC 3Q->4Q(3期から4期の平均変化率)、Recovery Rate-4Q(4期の回復率)、Rec Rate Change 3Q->4Q(3期から4期の回復率の変化)、Recovered-2022(2022年回復者数)、Recovery Rate-2022(同回復率)、Recovered-Total(累計回復者数)、Recovery Rate-Total(同回復率)をリストした。

ランキングとは言いながら、順位はつけていない。すでに述べたように回復者数が多いからといって、感染状況が改善しているとは限らないからである。例えば、ブラジルとロシアとでは回復者数はほぼ同じだが、ブラジルの新規陽性数はロシアの2倍である。ブラジルでは新規陽性数の方が回復者数よりも多いので、治療者数が増えた。逆に、ロシアでは回復者数が新規陽性数よりも多いので、治療者数が減少した。

上位20国領土中、香港を除く19国で回復者数が3期から減少した。その多くは前期比で30%以上の減少である。減少率が30%未満の国は、台湾、オーストリア、インドネシア、スイス、ドイツ、フランスとアジア東とヨーロッパ西に偏っている。

4期の回復者数が0のところは世界に49国領土ある。内訳は以下の通り。

新規陽性なし治療中なし(5):北朝鮮、バチカン、西サハラ、トルクメニスタン、ピトケアン
新規陽性なし治療中あり(12):ヨルダン、エルサルバドル、エジプト、グリーンランドなど
 うちベラルーシやニカラグアなど6国領土では22年3期以前から回復者数が0
新規陽性あり(32):ポーランド、エストニア、コスタリカ、レユニオンなど
 うちモルドバやギアナなど18国領土では22年3期以前から回復者数が0
新規陽性ありの国領土では、超過陽性、つまり22年9月30日以前に感染したが23年1月1日時点で回復していない患者が多数いる

また、以下の15国領土では治療者数の公表を停止(s.c = stop counting)しているので、回復者数を計算することができない。

5つがフランスの海外領土で、2つが旧フランス植民地である。冒頭の地図が回復者数0のところである

1C. 回復率は減っている

22年回復率推移

回復率は22年2期が最も高かった。100%を超えているので、22年1期の後半に感染した患者が2期になって続々と回復していったと推測される。しかし、以降は回復率が減少し、22年4期は90%を割り1期よりも低くなった。

大陸別22年4期回復率

アフリカ南とアジア東で極端に低くなっている。アフリカにし、カリブ海、アメリカ南、オセアニアもそれほど高くない。

大陸別22年回復率推移

22年4期アフリカ南とアジア東で大きくに落ち込んでいる。オセアニアとアメリカ北南でも減少傾向である

22年4期回復率ランキング

ソロモン諸島とミクロネシアの回復率は22年4期の途中で治療者数を数えるのやめた時点での数値である。

22年4期回復率ワーストランキング

回復者がいる国領土での回復率ワーストである。回復率20%未満、つまり五人感染したら一人しか治らないところは、は、日本、南アフリカ、ジョージアの3国のみである。いずれも3期の回復率は90%以上だったので、一体何があったのだろうか。ワースト20にはアジア東とアフリカが多い。

次のグラフは4期の新規陽性数上位5国の回復者数と回復率の推移である。

日本の4期は回復者数、回復率とも他の国に比べて極端に少ない

2。ようやく感染に終止符か?

23年4週の世界のデータは以下のとおりである。増減は前週比(△は増加、▼は減少)、前週の数値は修正後のものを用いる。中国でデータの公表が止まったままである。報道で言われていたような新規陽性数や死者数だとすれば、全ての指標が増加となる可能性が高い。

新規陽性数:145万3789人(▼27%)、5週連続減少中
死者数:1万1563人(▼11%)、2週連続減少中
治療者数:1969万1495人(▼4%)、2週連続減少中
重症者数:4万2449人(▼5%)、2週連続減少中
回復者数:223万9909人(▼10%)、3週連続減少中
回復率:10.2%(▼0.6)、95%回復週数:27.8週(△1.5)

世界の感染図

回復者数、新規陽性数、治療者数の推移

22年3週に10週間ぶりに回復者数が治療者数を上回り、ようやく治療者数が減少に転じた。

23年3週のワクチン接種状況は以下のとおりである

ワクチン総接種回数:2406万3588回(△37%)* 完了率:64.0%
ブースター回数:479万4418回(▼61%) 過完了率:34.3%

ワクチン接種回数とブースター回数の推移

ワクチン接種回数と治療者数/回復者数の推移

2A. 新規陽性数は減少が続く

23年4週はエクアドルで修正があり、昨年12月から今年1月もでの新規陽性数などが公表された。また、フィンランドやアメリカ、イギリスなどもいつものように修正した。修正後の23年3週の新規陽性数は199万人3290人と前回の発表より少し増えたが、200万人に届かなかった。これで、4週までの世界の23年1期の新規陽性数は916万6417人となった。新規陽性数のペースは22年4期に比べ28%落ちた。また、今週はロシアとメキシコで23年1期の新規陽性数が10万人以上になった。世界12国領土で1期の新規陽性数が10万人以上になった。

23年4週はリベリア、ジンバブエ、アンゴラで約1か月ぶりの新規感染が確認された。ドイツ、スイス、オーストリアで今週は新規陽性数が増加した。全体的には減少を続けているが、気になるところである。

23年4週新規陽性数ランキング

上位20国はロシアを除いてどこも減少傾向である。オーストリアとドイツで新規陽性数が前週を上回った。

23年4週人口100万人当たり1日平均新規陽性数ランキング

23年4週トレンドレベル地図

先週、赤や茶レベルが多かったアフリカは増加が続いているが、そのペースは落ちた。

2B. 死者数は減ったが致死率が上がった

23年3週から引き続いて2週連続で死者数が減少した。1月27日までの23年1期の死者数は5万5946人となった。22年4期に比べて、21%ペースが早くなった。23年1期の死者数の新規陽性数の割合は0.61%になった。22年4期に比べ0.25「ポイント高くなった。

23年4週はエクアドルとカボベルデで約2ヶ月ぶりの死者があった。ジンバブエ、サンマリノ、アンゴラでも約1ヶ月ぶりの死者がった。ジンバブエとアンゴラは今週1ヶ月ぶりの新規陽性が確認されたが、今週感染した患者が亡くなったのか、22年以前に感染した患者が亡くなったのかは不明である。

23年4週の死者数ランキング

23年4週の人口100万人当たり1日平均死者数ランキング

23年1期の死者数/新規陽性数ランキング

アンゴラは23になって新規陽性数は0であるが、死者が1なのでこの比率は無限大になる。ヨーロッパ西は、2021年以降m致死率は常に低かったが、23年になったノルウェー、スウェーデン、デンマーク、イギリスで急激に致死率が上がってきた。

2C. 治療者数は減少が続く

治療者数は2週連続で減少となった。減少率も大きくなった。しかし、治療者数の新規陽性数に対する割合は先週から3.6上昇した。3週に治療者数が0になったギニアでは新たな感染者が出た。1月27日時点で治療中の患者の15%に当たる299万4254人は2022年9月30日以前に感染した。

23年4週治療者数ランキング

今週から、比較のために、治療者の割合の代わりに、人口100万人あたりの1日平均(PMPD)の治療者数を載せ、新規陽性数の順位と人口100万人あたりの1日平均(PMPD)の新規陽性数を追加した。新規陽性数は1週間の数値だが、治療者数は1日の値なので、直接の比較がしにくい。両者ともPMPDにすれば単位が同じになるので直接比較ができる。例えば、世界にはPMPDで2477人人がいる。これに対し、新規陽性数は26人である。この新規陽性数を95日ほど続けるとこの日の治療者数になる。

23年4週人口100万人あたり治療者数ランキング

23年4週時点での3ヶ月以上治療中の患者数ランキング

2D. 重症者数もさらに減少

重症者数2週連続で減少となった。前回重症者数を正しく数えていなかった国領土として指摘したところのうち、下記の2国1領土重症者数に変化があった

アフガニスタン:1124人(21年15週~)→46人(94週間ぶり減少)
モロッコ:293人(22年11週~)→3人(46週間ぶり減少)
マルティニク:8人(22年11週~)→12人(46週間ぶり増加)

しかし、これらの重症者が回復したのか、重症では無くなっただけなのか、亡くなったのかは不明である。

23年3週の重症者数ランキング

2E. 回復週数がまたのびた

回復者数は3週連続で減少となった。一方、回復率も低下が続いている。依然として感染後の回復に時間がかかる傾向は続いている。95%回復週数は27.8週と先週に比べ1週伸びた

23年4週回復者数ランキング

ここにも人口100万人あたりの1日平均(PMPD)の新規陽性数と治療者数を追加した。ここにリストされた国領土では日本とロシアを除いて新規陽性数よりも回復者数が多い、つまり、治療者数が減少している。日本とロシアは回復者数が多いと言っても、感染が治まっていない典型例である。

23年4週回復週数ランキング

2F. ワクチンは増加傾向だが、ブースターは減少傾向

接種回数は、23年にはいって概ね増加傾向である。アジア中、ヨーロッパ西、アフリカ東、アジア西、カリブ海、アメリカ南で増加している。しかし、アジア中では今週はパキスタン、先週はバングラデシュ、先々週はウズベキスタンと2~4週間おきに数百万回から一千数百万回接種している。おそらく、過去の未発表分をその週に一気に公表したものと思われる。平均を取れば、どちらかというと減少傾向である。アフリカは最新とはいえ、提供されているデータ
が2~3週前のものである。したがって、今週は接種回数も少ないが、次週あるいはその次の週にデータが更新される、

23年4週ワクチン接種回数ランキング

23年4週ブースター接種回数ランキング

3。新規陽性数は減っても治療者数が増える

日本の23年4週の感染状況は以下の通りである。

新規陽性数46万2926人(▼36%)13週連続1位
 人口100万人あたり1日平均:526.6人、3位(1期新規陽性数10万人以上では2位)
死者数2405人(▼17%)2週連続1位、
 人口100万人あたり1日平均:2.7人、4位(1期新規陽性数10万人以上では3位)
治療者数1077万9419人(△3%)14週連続1位、18週連続増加中
 人口100万人あたり1日平均:8万5833.6人、9位(1期新規陽性数10万人以上では1位
重症者数:557人(▼5%)14位(正しく数えている国では5位)2週連続減少中
回復者数:10万1918人(▼15%)8位
 人口100万人あたり1日平均:116人、26位
 95%回復週数:318週(△56)、回復者がいるところでは7位

日本の新規陽性数が50万人を切るのは22年45週(11月5日~11日)以来11週間ぶりである。また、人口100万人あたりの新規陽性数は台湾に抜かれて2位になった。新規陽性数が減少が続いているが、回復者数は減ったり増えたりを繰り返している。今週は約46万人以上が新規陽性と診断されたが、10万人ほどしか回復していないので、差し引き36万人ほど治療者数が増加したことになる。

日本の感染図

日本の回復者数、新規陽性数、治療者数の推移

日本と世界の回復率の推移

ワクチン総接種回数:179万6304回(▼14%)
ブースター回数:176万9240回(▼14%)
 オミクロン株対応ワクチン接種回数:176万7961回(▼6%)
 三回目接種回数:12万0888回(▼6%)
 四回目接種回数:49万4710回(▼16%)
 五回目接種回数:117万5145回(▼24%)

日本の接種の98.5%がブースターだった。また98.5%がオミクロン対応ワクチンだった。オミクロン株対応ワクチンが初めてのワクチンという人も何人かいる。

日本の総接種回数の推移

ブースター接種回数とオミクロン株対応ワクチン接種回数の推移

オミクロン株対応ワクチンと治療者数回復者数の推移

オミクロン対応ワクチンがワクチンの95%以上を占めるので、総接種回数ではなく、オミクロン対応ワクチン接種回数とした。接種回数が増えると治療者数が増え。減らした後も増え続ける。接種回数が増えても、回復者数は増えない。しかし接種回数が減れば、回復者数は減る。

4。死者数と重症者数の関係

下のグラフは日本の重症者数(橙)と死者数(緑)の推移である。

いずれも11月に入ってから増加し始めた。死者数の伸び率の方が重症者数よりも大きい。次のグラフは世界の重症者数と死者数の推移である。

世界の重症者数は11月半ばから、死者数は12月に入ってから増加が始まった。ところが、日本と違って、世界では、圧倒的に重症者数が多いのである。ブラジルやメキシコなど重症者数の多い国でその数をら正しく数えていないので、重症者数が不当に多いと考え、それら、重症者数を正しく数えていない国領土を除いた、重症者数と死者数の推移は下のグラフのようになった。

増減はほぼ同じだが、重症者数は圧倒的というほどではないが、死者数よりも多い。これは、日本の感染が世界と違う表れであると考えられる。報道によれば、日本の死者のほとんどは高齢者であるという。したがって、高齢者が新型コロナに感染すると、重症ではなく、死に至ってしまう可能性が高いと考えられる。もしこの考えが正しいなら、世界では高齢者ではない世代が多く感染しており。死に至るケースが少ないと帰結される。

オーストラリア、アゼルバイジャン、ボスニアヘルツェゴビナ、カナダ、チャネル諸島、チリ、クロアチア、チェコ、デンマーク、エストニア、ジョージア、グアテマラ、香港、ハンガリー、イタリア、ジャマイカ、リトアニア、マカオ、ニュージーランド、北マケドニア、ノルウェー、パラグアイ、ペルー、セルビア、スロバキア、スペイン、スリランカ、スウェーデン、台湾、イギリス、ウクライナ、ザンビアの33国領土で日本と同様に死者数が重症者数を大きく上回っている。ヨーロッパの北部と東部、太平洋を囲むところで多い。太平洋は日本の感染の影響を受けたのだろうか。ヨーロッパでは致死率の高い国が多い。今まで、致死率の高かった国は東ヨーロッパに多かったが、日にの方にも広がっている印象である。ロシアウクライナ戦争と関係がある可能性があると考えている。

データについて

23年4週のデータは1月21日から27日までの合計(治療者数、重症者数は平均)である。2月1日時点で得られたデータを用いて計算しているので、他のデータサイトとは数値が異なることもある。また、過去のデータの数値は常に最新に更新されるので。過去のQRの数値と異なることもある。

人口、新規陽性数、死者数、治療者数、重症者数はWorldometer(https://www.worldometers.info/coronavirus/)の Coronavirus Update 、コソボはGoogle、北キプロスは自国のウェブページ(https://saglik.gov.ct.tr/COVID-19-GENEL-DURUM)、日本の空港検疫の新規陽性者数は厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/)の発表する「新型コロナウイルス感染症の現在の状況について」の数字を用いている。回復者数や感染率など各種2次データは全てこれらのデータから計算しているので、Worldometer のデータとは異なることもある。

接種回数とブースター回数はGithub(https://github.com/owid/covid-19-data/tree/master/public/data/vaccinations/country_data)から、日本のブースターとオミクロン対応については首相官邸のホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine.html)から入手している。その他のデータあるいは記事等の出どころは本文に記す。

23年2月5日投稿



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