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ゆったり過ごす、鎌倉時間


↑鶴岡八幡宮。今回紹介する本の中にも出てきます。

鎌倉は、3回ほどひとり旅で訪れた、大好きな場所。
ガイドブックを参考に、宿泊先を予約し、行く場所を調べて…。計画を立てるときから楽しんでいました。
でも、だいたい同じ場所に行ってたなぁ。
ヘッダー画像の鶴岡八幡宮と長谷寺には必ず。
長谷寺には、通路にアジサイの切り花がさしてあって、「ご自由にお持ち帰りください」と書いてありました。
…アジサイの見頃が終わった後の話。
人混みが苦手なので、いつもシーズンを外しての旅。
昼は人が多かったけれど、夜はとても静かで、ホテルでゆったり過ごしていました。
今はどうなんだろう?

前置きはこの辺で。

新聞の広告で気になって買おうかどうか迷っていたところ、図書館で発見

読み終えたら、大好きな本になりました。
シェアハウスに住む、年齢がばらばらの5人の女性の物語です。
あ、柴犬も1匹。
土曜日はカレーの日で、店主が心を込めて淹れたコーヒーをいつも楽しむことができます。

5人の女性は、このシェアハウスに溶け合っているなと思いました。
ちょうどいい距離感で、まるでカレーのスパイスのように。
同じ家に住んでいるからこその、ちょっとしたトラブルも発生するのですが、最後には美味しいカレーとコーヒーが、彼女たちをつなげてくれます。

みんな、ゆったりと「鎌倉時間」を楽しんでいて、私も同じ気持ちになりました。
心地よい感覚。
犬の散歩をしたり、海の近くのアルバイト先に自転車で通ったり、鶴岡八幡宮で俳句を詠んだり…。
家の中の出来事だけど、眠れない夜、石油ストーブの網の上で焼いたみかんをつまみに、ホットワインを飲むシーンも、お気に入りです。
住人同士、おしゃべりしながら。

鎌倉は、また行きたい、できればちょこっと住んでみたい場所です。
この本読んで、行きたい熱が高まってきた~。
最後に、カレーの作り方と、それに合う食後のコーヒー豆の種類も載っています。
まずはカレーを作ってみるのもいいな。



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