子どもを感情的に怒ることはダメなこと?
一児のママとなり、息子からさまざまなことを学ぶ毎日を送っています。
今回は、
「感情的に怒ることはダメなことなのか」
私の考えを書いてみたいと思います。
個人的見解です。
どちらかというと、一般的でないかもしれません。
心地よく受け入れられる部分については参考にしていただき、そうでない部分については、「そんな考えもあるのね〜」と読み流していただけたらと思います。
「怒る」と「叱る」の違い
教員時代に、「怒る」と「叱る」の違いについて学ぶ機会があり、教育的な立場からは、「怒る」のではなく「叱る」姿勢を持つことが大切だと教わりました。
「怒る」と「叱る」の大きな違いは、相手を思っての行動なのか、そうでないか、という点になります。
「怒る」は自分の感情に沿った行動。
「叱る」は相手を思っての行動。
こう書くと、
「怒ることはダメなこと」
のような気がしてしまいますね。
母は感情的に「叱る」教師だった
私の母は、小学校教員をしていた時期があります。私が大学生になってから現場復帰をしました。
前年度、学級崩壊だったクラスを立て直したり、問題児だと呼ばれた多くの児童から好かれたりと、私から見ても本当に尊敬する「教師」でした。
母の話を聞いていると、全身全霊で子どもと向き合い、感情をぶつけているような、そんな熱血教師像が浮かび上がってきます。
自分の感情をぶつける。けれど、叱られた子は、それが自分のことを思っての行動だと実感できるから、怒られていても涙したり、会心したり…
そんな話をたくさん聞いてきたので、感情をぶつけてもいい。
だって、大人だって感情があるものだから。
けれど、伝えないといけないことは、
「それでも愛している」
「それでもあなたのことを思っている」
ということなのだと思いました。
人間なのだから「怒る」ときもあっていい
私は滅多に「怒る」ということはありませんが、ごく稀に「怒る」こともあります。
例えば…
教員時代の同僚が私の退職にあたり、手作りしてくれた寄せ書き。目を離した隙に、息子が写真をビリビリに引き剥がして…
これには、感情を制御する余地もなく、怒りの感情をあらわにしてしまいました。とても大事なものだったので、私も半泣きで。
息子にしたら、ただの遊びのつもり。別に悪気があったわけではないはず。
けれど、
大人だって感情のままに怒るときだってある。
大事なものが壊されたら悲しい。
だから、怒ってしまう日があってもいい。
と、私は思うのです。
怒ったあとにはフォローを
子どもはなぜママが怒っているのか理解できないことも多いと思います。
怒ったあとには、必ずフォローをするようにしています。
「言いすぎたね。ごめんね」
「あなたのことは大好きだよ。でもママも嫌だったんだよ」
そんな言葉を抱きしめながら伝えています。
私から言えない場合は、パパからフォローを入れてもらったり、反対に、パパが怒ったあとにはママがフォローをしたり。夫婦間で「フォローしあおうね」という話もしています。
「怒る」の大半は、疲労・睡眠不足からきていると思う
親も怒りたくて怒っているわけじゃないと思います。勝手な想像で、持論ではありますが、親は多忙すぎると思うんです。多くの親が、慢性的な疲労感を抱き、睡眠不足が蓄積しているような気がします。
精神的にも身体的にも健康で元気な状態だったら気にならないようなことでも、イライラしてしまうのは「疲労・睡眠不足」が主な原因なような気がしてなりません。私自身、ほんとうにそうで…
だから、自分を責めないでほしい。
「怒る」のは、自分の性格のせいでもない。
疲労や睡眠不足や、日々のストレスや、未来の不安や…
さまざまな要因がそうさせているだけかもしれないから。
自分を責めすぎず、自分にやさしくあってほしいなぁと思います。
ちょっと最近イライラしやすいなと感じる方は、ぜひ、身体と心の休息を。
最後まで読んでくださりありがとうございました♩
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