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23話 ちょっと、ネット環境について詳しくなる。

こういうのもなんだけど、わたしはネット環境に関して、本当に無知だった。最近まで、自分が契約しているプロバイダーすら知らなかった。いや、そもそものところ、プロバイダーって何なの…?って感じだった。
11月初旬に、インターネットが諸事情で途切れて、ルーターを買い換えることになったが、その時にようやく自分が契約しているプロバイダーを調べ、モデムとルーターの配線の仕組みを少しだけ知ることとなったくらいだ。

さて、転居先のインターネット回線の問題は続いていた。

長い電話の旅が始まる。(11月8日から電話の履歴でいっぱい。電話するの苦手だけど、おかげでだいぶ慣れたわ。)

不動産屋からは「光回線が通っている」と言われ、詳しい説明を聞くこととなったサポートセンターからは「光回線は対応外で、Wimaxかソフトバンクエア」と言われ、どういうことなのかまた聞くために、不動産屋に問い合わせると「管理会社に確認したら、役所が回線を通している」と言われ、役所に聞いてみると、「ケーブルテレビは対応しているが、インターネット回線は対応していない」と言われ…。
役所の方にいきさつを話すと、ある光回線の会社に問い合わせてもらい、その事業部から夜電話があった。電話によると、
「マンションやオーナーとの契約はしていないが、個別で線を結ぶことはできる」という着地点。ただ工事には一ヶ月ほど要する。工事費用は本来かかるのだが、キャンペーン期間のためかからない。
この方にもいきさつを説明すると、不動産屋の真意がよくわからないので、そこをまず明らかにした上で、今後のネットワーク環境について検討してみてはどうかと助言を受けた。とても励まされた。
不動産屋へ電話。こちらとしても苛立ちをぶつけるつもりはないが、どう考えても、今回のいきさつは意味がわからなすぎた。ぽろりと苦言をこぼしてしまって、後味が悪くなる。電話を切って、こういうのはいやだなと思った。誰も悪くない。ただ、何かが掛け違えている。しかし、不満を述べたところで、問題は解決しない。これから先は、誰にも相談しないと決めた。

地道な作業が始まった。一つ一つインターネット回線の業者を列挙し、提供エリアを確かめていく。住所(郵便番号)を打ち込んだり、地図上で確かめたり。
先ほど電話で話したプロバイダーは、ネット上では「対応外」と出ていた。電話の際にも、ネット上では出てこないが、ピンポイントで名前を出したら対応しているとのことだった。
他の光回線もことごとく「対応外」と出たが、ちょっと方法を変えてみることにした。検索の仕方を、「その地域の名前」×「プロバイダーの名前」にしてみたのだ。そしたら、何と、住所を打ち込むときには「対応外」と出ていたのに、「対応可」と出た。
あとは、サポートセンターが言っていた「ソフトバンクエア」に電話をしてみた。しばらく待った後、「対応外」との回答。

もう何を信じたらいいのやら。
一つ一つやっていくしかないし、自ら問い合わせていくしかないのだと思った。

結局、自分が調べたところ、光回線のうち二つと、Wimaxが対応地域にあたると判明した。時間が遅かったため、電話で確認はとっていないが。

当初は光回線を予定していたが、一ヶ月の時間を待てるかといったら難しいし、3つの回線を比較すると、自分と合っているのは「Wimax」なんじゃないかと思い始めてきた。

「Wimax」は言うなればポケットワイファイと同じ機能を持っているので、外出先でもワイファイ環境が手に入る。工事は不要なので、即日発送ですぐ使える。それはうれしい。
速度制限はあるものの、その制限はゆるく、そんなに縛られることなく使えそうだと思った。費用的にも光回線とさほど変わらない。「UQモバイル」と合わせると何かお得になるというわけではなさそうだが、この際、携帯代もスリムにできたら、それもいいんじゃないか、なんて。

中途半端な情報ならいらないし、中途半端なサポートならいらない。
自分にとって不利益に思えるようなものであっても確実な情報がほしいし、思いを乗せたサポートなら素敵だと思う。何事も。誠実さは電話でも伝わるし、一言交わすだけでも伝わるものだ。機械じゃなくて、人と人なのだから。

サポートとそのお気持ちは、創作や家族の居場所づくりのために還元できたらと思ってます。