会社員を卒業して約半年、成果は微妙でも満足感はある

2023年11月から休職して、2023年12月末には会社員を卒業した。めっちゃ貯金があるわけでも、次の明確なアテがあるわけでもない状態で。

半年も経ったわりには、分かりやすい何かがあるわけじゃない。成果としては微妙だろう。貯金で暮らしてる。まだキャリアブレイク中だと思ってる。

これといった分かりやすい成果があるわけじゃないけど、満足感は高い。その理由を考えてみる。

全部自分で決めているから

まとめてしまえば、これに尽きる。

やることも、やらないことも、関わる人も、その日のスケジュールも、全部自分で決めている。(もしくは決められないまま1日が適当に過ぎていく。)

わたしは怠け者なので、予定していたタスクが終わらないことも多い。それにともなって目標を達成できないことも多い。

でもそれは自分がやったこと、やらなかったことに対する結果である。自分で決めたことの結果が返ってくる。だから納得感がある。どんな結果に対しても「分かる」と思ってしまう。

結果が良くても悪くても、とにかく自分で決めてその結果を知ることが好きみたいだ。分かるから。納得できるから。良いときは「あの方法がよかったんだな」「予想が当たったな」と思うだけだし、悪いときは「頑張ったけど予想が外れたな」「怠けちゃったからな」と思うだけだし、納得感がある。自分ひとりで決めて小さくやってるから、変数が少なくて、考えるのが簡単なのかもしれない。

人が絡んだり、規模が大きくなると、変数が多すぎて意味不明になる。自分が頑張っても上手くいかなかったり、自分が怠けても上手くいったり。そういうのは納得感がなくて、「?」ってなる。これは何で、何の中で自分は何してるの?分からん。ってなる。

人から決められたことをやって良い結果が出ても「別にやりたいことじゃないもので結果が出ても無意味だな」と思ってしまう。

高校生の頃、担任から「特別支援学校(養護学校)の先生とか、いいんじゃないか?」と何度も言われた。保健室の先生になりたいって言ってるのに!「保健室の先生になりたいってずっと言ってるのに、特別支援学校の先生になってどーするの!?日本語分からないのか?正気か?」と思った。そんな感じ。特別支援学校の先生になっても、わたしにとってはまったく意味がない。なぜなら、なりたくないから。笑っちゃうよね。

たとえば会社員として頑張ってる人がいるとして、評価されてるとして。その評価の先にほしいものがあるならいいけど、ないなら意味不明だよね。そもそもほしいものがないから、だったら何か与えられて評価をもらった方がいいのは分かるけど。自分のほしいものが分かってるのに、それとは関係ない評価をもらうとしたら、あんまり意味ないよね。人生の中で考えたら無駄ではないとしても、そこに時間を割いていいのか?という疑問がわいてくる。

人から決められたことをやって悪い結果が出ると「まぁやりたいことじゃないからどうでもいい」と思ってしまう。自分で決めない限り、わたしは責任を持てないわけだ。自分で決めてないことは、ずっと人のせいにしてしまう。責任を持つことが不可能なのだ。

自分で納得したものじゃないと、何をやっても「知らんわ」「興味ないわ」「関係ないわ」と思ってしまうから、自分で決めるのが大事なタイプ。

「だからって個人で活動しなくても、自分にぴったり合う場所を見つけたらいいじゃん」と思われるかもしれないけど、そんなものを探していたら寿命が先に来る自信がある。転職とか、そういう次元の話ではない。

無駄なこだわりが多すぎて、都合の良い既製品は見つからない。

都合の良い既製品が見つからないから、既製品を組み合わせるか、オリジナル商品をつくる方が早いと思ってる。とても思ってる。どんなに恵まれた環境に属したって、満足しないのが目に見えている。

ということで、自分の仕事をつくるよう頑張ってみたり、複数の活動を組み合わせられるよう種まきをしたり。無駄なこだわりが強いわたしには、ぴったりの既製品はないのである。

「無駄なこだわり」というのは、普通に生きていく分にはマイナスに作用しがちなこだわりのこと。

プラスのこだわりは、職人技とか、スキルを向上させるとか、そんなやつ。

マイナスに作用しがちな「無駄なこだわり」は、自分で決めたことしかやりたくない、納得感のないものはやりたくない、休日は自分で決めたい、関わる人を自分でコントロールしたい、などなど。組織にいたら「面倒くさい」としか思われないようなこだわり。

でも、このこだわりこそが自分の居場所を決めるヒントになる。

あれもダメ、これもダメ、それもダメ……とダメなものがそこそこの数あると、「じゃああんた、何ならいいの?」と考えやすいから楽だ。選択肢が少なくて、迷わずに済む。

無駄なこだわりが多い仲間よ。「マジで自分、面倒くさすぎない?」「すべて満たされる場所なんてなくない?」と思うけど、ここからたぶんいいヒントが得られる。都合の良い既製品はないかもしれないけど、組み合わせてもオッケーだし、自分でつくってもいいらしい。自分でつくっていいなんて、誰も教えてくれなかったよね。リーダータイプでもなかったし、つくるなんて発想なかったよね。でも、つくっていいらしいよ。世の中には小さな自分の仕事を持ってる人が意外とたくさんいるらしいよ。

「どこも無理だ!オワタ!」と思ってたけど、なんとか通れる道を歩いてみたら、意外と人がたくさんいる広場にたどり着いたわよ。こんな場所あったんかい。誰も教えてくれなかったな。でも見つけたからオッケー。という場所に今、いる。

組み合わせやオリジナルでいく場合、専用のサポートセンターがない。そこも自分で考えたり調べたりしないといけない。

無駄なこだわりが多いまま生きるとなると、それは決して簡単とか楽とかではなくて、むしろ壁がたくさん出てくる。ハードモードな道。でも「自分で決めたい」が勝つから、壁が出てきても問題ない。また別の筋肉を育てていくまでである。別の筋肉を育てて生きていく。

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