古民家のある集落の歴史について、図書館で手がかりを探してみた
旦那が買った古民家周辺の歴史を知りたくなり、図書館に行ってきました。
まずは自力で探したかったので、開館早々、郷土資料コーナーへ。図書館は混んでるのに、郷土資料コーナーは人がいなすぎである。そこそこの面積を取ってるのにな。
郷土資料コーナーといっても、この図書館は、古民家のある市町村のお隣の市町村立の図書館だ。だから蔵書がちょい少なめだった。
「〇〇市史」という2000ページほどある本の目次を見ると、お目当ての集落の名前はわりと出てきた。おぉ、いけるやん、図書館。
ただ漢文チックというか、古文書チックというか、漢字がダーーーーっと羅列されており、見た目はまるで万葉集。目次によると、争論や差出帳の記録らしい。わたしには読み解けなかった。
司書さんに助けを求めるべく相談コーナーに行ってみた。
七「かつて〇〇市にあった〇〇村というところの情報が欲しいんですけど、見つけた資料は難しすぎて。もっと簡単な資料ってあったりしますか?そもそも役場に行くべきですかね?」
司書さんは、郷土資料コーナーの〇〇市の資料ではないところから資料を引っ張り出してきた。千葉県の地名一覧辞典。そんなものがあるのか……。館外持ち出し禁止の分厚い辞典である。
その辞典を見ると、集落の成り立ちやかつての人口、石高、産業などが端的にまとめられていた。満足できるほど豊富な情報量とはいえないが、概要としては十分である。
集落の主な仕事は、男は山稼、女は糸取とのこと。山稼とは林業や狩猟、炭焼。糸取とは、養蚕系。田畑が満足にできない山間集落にありがちな代表的職業だ。
田畑については「下田」「下畑」とのこと。簡単に言うと、あんまり農業に向いてない土地ということらしい。
田舎暮らしといったら農業が思い浮かぶが、農業すらろくにできない地域なのである。山だから、そりゃそうだ。石高を見てみても、隣の平地の村の1/4ほどだった。米の収量が少ない。ご苦労さまである。
ちなみに図書館ではなく役場をたずねる場合は、生涯学習系または文化系の部署に聞いてみるといいらしい。
なんとなく出世コースからは外れていそうな部署といった雰囲気がするな、生涯学習系も文化系も。
地元の歴史オタクが役場に就職して、文化系の部署に配属になり、仕事を私物化できたら、とても楽しそうな部署だし羨ましいけどなぁ。役場で働くことになったら、生涯学習系、文化系、出張所系を希望したいと思った。
毎日投稿182日目。PMSな中で日本酒を飲んだら、なんかキレそうな気持ちになってきた。対象はないのにキレそう。気が短い。