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離婚歴のとらえ方

離婚経験者は、自分の離婚歴をどうとらえるか。わたしの場合は特に何も思っていない、それだけである。触れてもらっても全くかまわないし、スルーしてもらっても全くかまわない。「好きな食べ物はなんですか?」くらいの、とくに感情を使わない話題である。

24歳で結婚して、26歳で離婚した。子供はいない。それは単に「彼氏と別れる」と大差ない感覚だ。少し薄情かもしれないが、過去のことを何もかも覚えているわけではないし、むしろすごく忘れやすいので、感覚としてはそこまで大変なことではない。感情としては、中2の頃に初めて付き合って初めて別れたときの方が1000倍辛かった。好きとかどうとかじゃなく、慣れない辛さ、アイデンティティが固まってない時期の「喪失」の辛さというものがあった。それはまた別の機会に書くとしよう。

3組に1組は離婚すると聞いたことがある。離婚なんて特になんともないありふれたものなんだろう。

ということを、「除籍」やら「入籍」やらでごちゃついた戸籍謄本を見て思った。最近、戸籍謄本を取り寄せたので。全部謄本というやつを取り寄せると、そういった「歴」が全部載っているのだ。

もし妹が結婚のために我が実家の謄本を取り寄せると、わたしの結婚と離婚についての記載があるせいで、3枚に渡ってしまった謄本を手に入れることになる。それはなんだか長ったらしくて申し訳ない気持ちだ。

もし親も離婚歴があって、子供たちも離婚歴があったら、謄本はすごく長くなるのかもしれない。バツ4の人なんて大変そうだ。本籍の作り方をミスると、「結婚相手の前のパートナー情報を謄本経由で詳しく知る」みたいなことになるんだろうか。ミスらなくてもそうなるか?男性だとそうなる…?分からない。

謄本というものはよくできている。全部記録されている。結婚に「やったー」とも「おめでとう」とも書かれていない。離婚に「あちゃー」とも「次があるさ」とも書かれていない。感情抜きで事実を記載してくれている。役所の人はすごいよ。ありがとう。

あまりややこしい謄本にならないように生きよう、人類。紙を使いすぎると地球に優しくないから。離婚しすぎると地球に悪い、人類。

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毎日投稿20日目は離婚と謄本の話でした。明日は何について書こうかなぁ。「いつかやりたいことをいつまでもやらない人間の心理」なんてどうだろう。ちなみにわたしのことです。

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