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今年も残り3ヶ月

10月に入った。今年も残り3ヶ月。「年度も後半だな」と思った直後に、年度とは関係ない暮らしをしていることに気付いて面白くなる。去年末に会社員を辞めてから、暮らしに区切りはない。

9月は何をしていたかといえば、ライター業を本格的に再開した。「本格的に」の基準は、やる覚悟を決めたこと。キャリアブレイクを終わりとした。

わたしは、ライターを、やるんだ。

そう思いながらランサーズで営業活動をしてみると、相性の良さそうな案件で採用してもらえた。複数。「ランサーズを使うんかい」とつっこまれそうだが、クラウドソーシングはあなどれない。スカウト機能(パッケージ機能)からのご依頼も2件あったので、使いようはあると思う。ランサーズをフル活用していた過去の実績も溜まってるので、プラットフォーム上の評価もまずまず良くて信頼してもらいやすい。6年前のわたしに感謝。いつでも再起できるプラットフォームはありがたいよ。

あれもやろう、これもやろう、と散らかりがちなわたし。ここはライターに本腰を入れようと決めた。なぜなら「これをやろう」と決めないと、いつまでも隣の芝生が青く見えるから。「こっちじゃないな、あっちに行こう」を無限に繰り返して、何も完成しないまま次に行ってしまう。それじゃ形になるわけないよね。

「完成しないまま次に行くことを繰り返しては何も形にならない」とか「方向が定まってても稼働量が不足していたら形になるものも形にならない」とか、明らかに分かることを無視せずにいなくては。自分のこととなると見積もりが甘くなる人は少なくないと思う。

「あなたの夢に対して、その稼働量は足りていますか?」と聞かれたら、わたしはギクッとする。「やってるつもりになってるけど、客観的に見たら足りません」と答えるだろう。

ライターをしながら、12/1開催の文学フリマ東京39の準備をする。歌集を販売予定なので、過去に書いた短歌を編集したり、装丁を考えたり、短歌を使った発信について考えたり。やることは山積みだ。

メインはライター、サブは歌集づくり。そんな2024年になりそう。当たり前のことを当たり前にやる。奇跡も革命も、そうそうやってこない。土台のないところにきたとして、開花させるだけの土がなければ咲かせようがない。

「30歳にもなって、こんなもんか」と思うこともあるけれど、自分をやっていく。この先の未来よりは一番若い。

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伊藤七 | 書く人
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