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スポーツビジネスのポートフォリオ

スポーツビジネスでもポートフォリオって大事だよなぁとあらためて感じています。そもそもポートフォリオって、金融や教育やクリエイティブの世界で使われることが多いものです。スポーツビジネスに置き換えるとクリエイティブ領域に近いかもしれません。作品集、実績などをまとめたものですね。Bリーグならば、このリーグって何?Bクラブならこのクラブって何?とコンパクト且つ的確にまとまったものと言えるかなと思います。リーグもクラブも会社案内、チラシ、ポスター、セールスシート、webデザイン、SNSにアップする加工した写真などいろいろあります。また、静止画に加えて大切なのは、テンションの上がる紹介映像など、具体的にはこのあたりのものになると思います。

リーグやクラブを知っていただく、興味を持っていただく、ファン、入場者数を増やす。同様に協賛していただける企業を増やすために日々努力をしています。リーグ・クラブ経営にとって数あるこだわりポイントのひとつとして重要だと思っています。

肌感ですが、成長しているクラブとの相関関係もあるとみています。

一度も試合観戦をしたことがない人、繰り返し試合を観ているコアな方では、Bリーグの魅力を効果的に伝えるためのポートフォリオは異なります。また、バスケに興味関心のない経営者、バスケ好きな経営者ではスポンサーセールスする際のポートフォリオも変えないといけないと思います。

実際は変化をつけず、ひとつのポートフォリオでアプローチしていることが多いのかなと思っています。前述したような顧客のバスケとの距離感のレベルに応じてポートフォリオを分けるべきだろうと思います。また、そのポートフォリオの質にはこだわったほうが良いとも思います。特に新規ファン、来場者を増やしたい、新規のバスケに興味関心の低い経営者にあてるためのものは相当こだわるべきです。

私たちの販売したいサービス、試合会場に来てもらう、スポンサーとして協賛してもらうなど興味関心の低い人に訴えて、行動変容を起こすことなど相当難儀なものです。熱量高く売り込む、選手やチア、マスコットにも協力してもらうなど、援護射撃があるにしても言葉だけではなく、顧客のバスケとの距離感のレベルに応じて異なる質の高いポートフォリオで勝負することは成功確率をあげることに間違いなく貢献すると思います。

ではどのように作るのか。顧客のバスケとの距離感のレベルに応じてニーズを捉えて、顧客目線でコンテンツを用意することが重要だと思います。個人・法人問わず数あるエンタメ、可処分所得、可処分時間の活用に選択肢がある中でなぜ、Bリーグなの?試合観戦が良いの?協賛が必要なの?がビシバシ伝えようとすることが大切だと思います。また、各クラブの理念や志など、このリーグ、クラブが存在している価値は何なのか?もガツンと表現することが大切だと考えています。このあたりは超重要なので自前ではなく外部のプロに依頼する、または、そのようなスキル人材を招聘しても損はないこだわりポイントだと思います。

少しばかり、後回しになりがちですが、スポーツビジネスでもこのようなポートフォリオ、クリエイティブは超重要だと思います。

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