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日本バスケットボール選手会の労働組合設立について

日本バスケットボール選手会が、以下のように一般社団法人とは別に労働組合を設立することを発表しました。

現在、B.革新において、選手たちの利害に直接的に影響があるオンザコートやサラリーキャップ等を中心に、度々意見交換をしてきています。その対話の中で、労使団体化してきちんと向き合えるようにしたらどうかと選手会の顧問弁護士が同席する中で申し上げたくらいですので、良い方向に進んでいるのではないかと思っています。

選手会がリーグとの対話の窓口としての機能性が高まっていくことを期待しています。誰と話すべきなのか、希望している内容が選手たちの想いを全体感として反映しているのか、選手の数も多いので捉えづらいことも時折ありましたので、今以上に組織と組織で建設的な対話が出来ることになることを楽しみにしています。

リーグ運営というのは、選手のみならず、ファン、スポンサー、自治体、チームスタッフ、審判、TO、クラブのフロントスタッフ、他にも関係取引先などを加えると数えきれないほどのステークホルダーが存在します。

ステークホルダー全体を見渡し、バスケ界、Bリーグの発展を念頭において、今どんな手を打つべきかを判断して活動しています。大きな事案は、クラブの代表である実行委員メンバーで議論をし、理事会で最終決定するという仕組みです。このようなガバナンスですので選手会のみならず、全てのステークホルダーの利益に資する決定をしていくことがリーグ運営の責務だと思います。

選手会の労働組合検討のリリースの文面の中で「危機感を感じている」とありますが、多くのステークホルダーのなかでもリーグとしては一番選手に寄り添い、選手会長の取材でのコメントの通り、コミュニケーションを多く行ってきました。

しかし、各クラブの実行委員との議論の中で、以前選手会にお伝えしていた内容から、大幅に変更になった部分はありましたので、引き続き、密なコミュニケーションをとって、共にバスケ界を繁栄させられたらと考えております。


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