見出し画像

ロサンゼルス五輪までの道のり

帰国する前にたどり着くつもりでいたパリ五輪のバスケット決勝トーナメント会場になるアリーナを訪れました。来たかったなぁと思いつつ、次に向けて、つまりロサンゼルス五輪までの道のりを手元資料とバスケットボールキングの記事で整理してみました。

⚫︎2024年11月「FIBAアジアカップ2025予選Window2」。
11月21日にホームでモンゴル戦。24日にはアウェイでグアム戦。2025年にサウジアラビアで開催予定の「FIBAアジアカップ2025」の予選大会。併せて、「FIBAアジアカップ2025」出場チームには「FIBAワールドカップ2027 1次予選」への出場権が付与されます。まずは、アジアカップ出場はマストとなります。

⚫︎2025年2月には「FIBAアジアカップ2025予選 Window3」で中国、モンゴルと対戦。

アジアカップ予選突破を前提として、日本は2025年11月から「FIBAワールドカップ2027 1次予選」へ。Window1が11月、Window2が2026年2月、Window3が7月に開催。そして、1次予選の成績によって2026年8月から「FIBAワールドカップ2027 2次予選」に参加が可能。2次予選は8月にWindow4、11月にWindow5、2027年2月にWindow6が開催予定。

⚫︎2026年9月から10月には「第20回アジア競技大会」も予定されています。

この厳し過ぎる予選を勝ち抜くことで出場権を得られる「FIBAワールドカップ2027」は、2027年8月にカタールで開幕予定。これだけでも難易度高いですが、2028年ロサンゼルス五輪の予選を兼ねる大会となります。アジア出場国の中で日本が最上位となることで五輪への切符を獲得できますので、更にここを目指さねばなりません。

 もし、W杯でアジア最上位を逃した場合、日本はアジア・オセアニア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ大陸のチームが集まる「ロス2028オリンピック 世界最終予選(OQT)」に参戦することになります。しかし、ここはかなり厳しい戦いを強いられることが予想できますので、沖縄W杯時同様にアジア最上位を目指すことが大前提になるでしょう。

こうしてたどり着くのが、2028年7月に開催されるロサンゼルス五輪…。考えただけでも今回のパリ五輪の切符を自力で掴んだことの凄さがわかります。これを毎回やり続けないと連続出場は叶いません。何という過酷な世界なんだと背筋が伸びますが、やるしかありません。

何よりも鍵となるのは、海外組の参加が難しい中で予選突破をしなければならないことです。つまり、Bリーグ組で乗り越えなくてはならないことを意味します。日本バスケのスタンダードを上げるには、Bリーグのレベルを上げていくこと、若い世代の海外挑戦を支援すること、もっと長い目で普及と育成に投資していくしかありません。

JBAと連携しながら日本バスケの良き流れを絶やさぬことが大切です。これは日本バスケ界全体で取り組むべきテーマです。Bリーグが盛り上がればとか、日本代表が盛り上がればと分離されたテーマではありません。みんなで目を逸らさずいかなければなりません。


お読みいただきありがとうございます。記事を良いと感じていただけたら、ツイッターなどで記事を紹介していただけると嬉しいです!