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声出し応援解禁について

本日、「ドットエスティ B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023 in MITO」(以下、オールスター)およびリーグ戦における大声の取り扱いに関する改訂について会見させていただきました。

現時点で大声を容認しながら会場の収容人数100%でお客様をお迎えすることは出来ません。しかし、50%制限且つ、大声可能席の設置をもって認められております。B.LEAGUEは、100%且つ、マスクをした上で大声での応援の実現を目指してきました。つまり、クラブの経営を守りながら会場の雰囲気をコロナ前に戻すことを模索してきたということです。そんな中、オールスターの開催にあたり茨城県の大井川知事が、積極的に声出し応援を推奨していただいたことも今回は大きかったと感じています。

B.LEAGUEが、ここまで大切にしてきたことは、政府方針に従うこと、お客様の安心・健康面に最大限配慮するということでした。今回の処置においても政府方針には引き続き従っていきます。大声の定義も、「観客が通常よりも大きな声量で、反復・継続的に声を発すること」と変わっていません。これを積極的に推奨する又は必要な対策を施さないイベントは、大声無しとしては認められないものとなっています。

引き続き、反復・継続的な大声は、禁止されていますし、素晴らしいプレーなどにより発する一瞬のどよめきなどは当初より認められてきました。今回、スポーツ庁への要望と提案の中で認めていただいたのは、この禁止されていたことと容認されていたことの中間にある解釈となります。つまり、反復、継続的ではなく一時的な歓声(大声)の解釈を拡大、明確化できたのが、今回の発表の大きなポイントです。

■ 追加規定事項(「一時的な歓声等」として限定的に追加で認められる範囲):
① 隣の人と会話する程度の声量で反復・継続的に声を出すこと
② 選手名、決め台詞、カウントダウンおよびブーイング等の一時的な大きな声
 ※例)「○・○・○!○・○・○!(○は選手やクラブ名)」、「1、2、3、○○!(○はクラブ名)」、「ブー!!」等
③ 選手やチア、アーティスト等によるコール&レスポンスで一時的に発する大きな声
 ※例)「(コール)○・○・○ー!(クラブ名や決め台詞等)、(コール)○・○・○ー!」等
④ ギブアウェー企画等で一時的に自らをアピールする大きな声
 ※例)「こっちこっち!」、「ちょーだい!」等

線引き含めわかりづらい部分はありますが、非常に大きな一歩だと思っています。B.LEAGUEの会場でいえば、大声でのオフィス、ディフェンスの連続的な応援、歌う以外はほぼカバーされるのではないかと思います。久しぶりに、フリースロー時のブーイング、ビッグショット決めた時の雄叫び、たまらずタイムアウトを請求した時の選手コールなどもOKとなります。まさにホームコートアドバンテージが復活する、大きな変化をもたらすことになると思います。

B.LEAGUEとしては、完全緩和の声出し応援が可能になるように引き続き努力していきます。しかしながら、声出し応援に対して一定数ネガティブな声があることも理解しています。地域性もあることも理解しています。逆に、声を出して声援を送ることが出来ないのならば会場に行かなくていいと思って来場していない人や我慢している人がいるのも事実です。全てを包み込む正解はありませんが、B.LEAGUEは、日常を取り戻すことを選択していきたいと思います。

同時並行でお客様に寄り添うべく、感染症対策は徹底していき、オールスターでの会場の感染への影響などは科学的な調査した実施した上で情報公開もしていく予定です。エビデンスを積み重ねて、安心感もお届けできるように尽力していきます。

おそらく、指定感染症の扱いが、2類から5類に変化するなど、社会全体が変化していかないと大声を全面的に認めることは難しく、今回の発表内容が限界だと思っています。しかし、今回認めた範囲で運営することでお客様の観戦体験が日常に戻る上で、段階を踏める良い機会になると信じております。一歩づつ前へ。何卒、ご理解の程よろしくお願いします。



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