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白井健康
2019年11月30日 10:06
再現 道のなかで共になりその手のような、木と対になりくだり終えれば綻びの笑顔を差し出されたときのどちらかの腕を空の鳥から見せられる画面の滑らかさを滑りいつか手放すことばを使う道のあとへついて行くのが決められたからだのなかの木の実のなかの欄干に触れるとすこしざらついてどちらかが譲る日の岸の降りなかに住むひとの囲いの静けさが手から離した家族に置かれるどちらかの腕なのか空にある肘からつな
2019年11月6日 10:22
銀貨と背高泡立草が不協和音をかなでるような昼耳朶をもぎ取られたような睡眠が繁茂しているふるさとである空っ風の吹く浜松のじゅうぶんな引力に付着する寒さは静謐な脳髄のような月をかかげては鏡面にすべりおちる鳥の意思をもって空を構築する神の眼のふたつの義眼有機物が無機物に変わるたとえば名字のかわるようにかなしく鳥をうちおとしてしまう日差しへと濃硫酸を流した風景不器用な月のひかりの背部へと蒼く
2019年11月4日 13:38
ゼブラゾーンの一度すぎたあと目力のちかいところへ空を備へるあとになってシェイクしている氷にも耳をそば立て触れようとする通りすぎたその前にビルを置いてみるそうすることでビルが際立つ 上方斜めにビルを傾ける所作の合間を触れていく風あとになってようやく見つけられるようなひとへと今日は語りたいのだ徒歩でいく途中で肩を傾げては背高泡立草を浮かべるかつてここにあったオフィスを語ろうと新規採用時代に