来たるべき未来のための自己紹介
諸君、私のnoteによくぞおいでくださった。
諸君は私の名前をどこで知り、なぜにこのページに来訪されたのだろうか。
誰もが知る名著の著者だからだろうか。
大人気映画の原作者だからだろうか。
note名物ライターとして名前をとどろかせているからであろうか。
いずれにせよ、ありがたいことである。
ちなみに、この記事を書いている今現在。
かような名誉ある立場になる未来は、全く見えていない。影も形もない。
小説を書いてもPVは伸びず、感想を一ついただければその自己肯定感で1ヶ月は食いつなげる。レビューなんて書かれた日にはリアルに脳汁が出る。
ライターとしてはまだ駆け出し、使いっ走りどころかクラウドソーシングの使い方もおぼつかない始末。
では、なぜ私が未来の輝かしい業績を前借してこの記事を書いているか。
それはひとえに、読者の、そして私の未来のためだ。
将来、私が何らかの功績を残したとき、私がどのような人間であるか知りたがる人々がいるはずだ。
なんらかの権威となった私は、Wikipediaや各種まとめサイトで、あることないこと書かれていることだろう。
<『1103教室最後尾左端』ってナニモノ? イケメン? 彼女はいるの?>
<プライベートの過ごし方や彼の“甘い顔”がわかるQ&Aまとめ!>
<謎の天才作家【1103教室最後尾左端】に迫る10の質問!!>
などなど。文法よりもSEOを重視するタイプのウェブサイト並びにネットニュースが乱立することは必至。
そのころの私は調子に乗りまくったあげく、権威をかさによくわかってもいないことを自信満々に吹聴する、唾棄すべき成金野郎になっている可能性が高い。私の原稿欲しさに各種編集者も悪乗りしてお膳立てすることだろう。
イエスマンだらけで固められた職場で私はまともな判断能力を失うにちがいない。結果、虚像はもりもりと成長し、聖人君子のような人間像が完成する。そのうち不用意な発言に足をすくわれて、金閣寺ばりの炎上を見せることは目に見えている。
よしんば炎上を避けて生きられたとして、肥大化した私の虚像は、私の行動を著しく制限する。書かれる作品の質も悪化するにちがいない。
それは、断じて私の望む姿ではない。未来の読者に過剰な期待を持たせないため、そして未来の自分を諫める手段として、等身大の自分を残しておく必要があると考えた。
このnoteはそのためのモノである。
「そんなわけないだろ」
「お前なんぞしるか」
「身の程を知れ、ナメクジ野郎」
そんな温かい言葉を投げつけてくれる読者もいるかもしれないが、その点もぬかりない。
私が将来なんの功績も残さなかった場合、この記事は誰にも読まれない。いくら大口をたたいたところで、なんの問題もないのである。
前置きが長くなった。それでは自己紹介させていただく。
【名前】1103教室最後尾左端
我ながらキモい名前である。「1103氏」などと番号で呼ばれる事が多いが、まあどう呼んでくれてもかまわない。任意の四桁を教室前につけてくれれば結構。
名前の由来については以下のリンク先をご参照いただきたい。https://kakuyomu.jp/works/1177354054897533706/episodes/1177354054935463417
【年齢】27歳(2022/12現在)
三十代に片足を突っ込んだと思ったらいつの間にか半身浴になっていた。このぶんでは沈没するのも時間の問題だろう。
【性別】男
残念ながら男である。特に語る部分はない。
【推し】かっきー(賀喜遥香 乃木坂46)
断っておくがライト層だ。「推し」という言葉を使うのがおこがましいレベルである。これについては別の機会に。
【現職】金融機関勤務【副業】ウェブライター
某国立大学を訳あって五年で卒業した後、某金融機関で働いている。今年で3年目だが、お金についての知識はYouTube広告に登場する投資広告にしっかり動揺させられる程度である。つまり、素人に毛が生えたレベルだ。
副業についてははじめたばかりであり、ライティング技術についてはご覧の有様である。
【今後の展望】
現職を続けつつ、副業にて文章能力を磨き、各種公募に小説を投げ続ける予定だ。おそらく数年中には書籍化、そしてコミカライズ、舞台化、映画化などのメディアミックスが起こるであろう。ドラマきっかけで某有名女優と結婚するのも悪くない。押しも押されもせぬ大作家になった暁には、本業を作家にする予定だ。金融機関出身の作家としてポスト池井戸潤を名乗るのもやぶさかではない。わははははは。ははは。はは……。
……この発言が笑い話なのか、いい意味も悪い意味でも笑えない話なのかは読者のみぞ知ることであろう。
以上、思いつくままに自己紹介をすすめてみた。今後、随時プロフィールについては更新していきたい。
noteではかようにして「私が有名になったらそれなりに意味を持つであろう記事」をアップする予定だ。是非とも今のうちに私をフォローし、来たるべき未来が訪れた際は堂々と古参アピールしていただきたい。
もちろん鳴かず飛ばずの場合は忘れてもらってかまわない。
というか、言うまでもなく私のことなど忘れておいでであろうから、そのまま健やかにお過ごしいただければ幸甚のいたりである。
ではまた会おう。
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