ペルソナ作ってみたが…
こんにちは、10INC.のPRチームです。
お盆が明けましたが、まだまだ暑い日が続いております。全国各地でイベントやキャンペーンなど世間では企業様のマーケティング活動で盛り上がっていますね!
さて本日は「●●やってみたが」シリーズ2回目をお届けします。
お客様からよく聞く「やってみたけどうまくいかない」お悩みを元に、そのリサーチ手法や分析手法がどうしたら有効的に活用できるのか?を10INC.の目線で解説していきます。
【今日のお悩み】
「ペルソナをどう活用したらいいかわからない。」
【解説】
■改めて、「ペルソナとは・・・?」
「ペルソナ」とは、具体的な状況を想定して設定する架空の顧客像です。
具体的には、年齢、性別、居住地、職業、家族構成、ライフスタイルといったパーソナリティとその個に関するコンテキストを細かく設定します。
■ペルソナを作る目的:
「製品やサービスの訴求力を高めるため」
ペルソナは顧客像をより具体化することで、協働するメンバーが統一のイメージ・認識を持つことができるので、プロジェクトをスムーズに推進することが可能になります。
また、顧客像が明確なので、より顧客のニーズに沿った商品・サービスの開発・改善をすることが可能になります。
■ペルソナとターゲットの違い
ペルソナとターゲットの違いは、ペルソナは具体的な人物像(個)であるのに対し、ターゲットはリアルなユーザー層(区分)であるという点です。
ペルソナはターゲットの中に含まれている人物像のことを言います。
■お悩み解決ポイント
今回のケースでは、作成したペルソナが属性項目をまとめただけのものになってしまっていることで、リアリティがなく想像しづらいため、活用しづらかったのではないかと思います。また、ペルソナは必ずしも作成しなければならないものではありませんし、逆に、複数作ったほうが有用な場合もあります。
ペルソナを作成するときは、社内で活用しやすい「解像度(粒度)」で作成することがポイントです。“生き生き”とした、ペルソナを作ることが商品開発の精度を高めます。そのためには、コンテキストの理解を深めるために、ターゲット理解が浅い場合はDeep diveする定性調査を検討することをお薦めします。
そして生きたペルソナを作るには「シナリオを作る」こともアプローチのひとつです。
参考文献 マーケティグインタビュー100の法則 石井栄造
■10INC.MEMO
コンサルタント大堀から 一言
ペルソナを策定するうえで重要となるのは、「顧客は製品・サービスを通じて、顧客自身のどんな理想像・ゴールに近づきたいのか」を理解することにあります。ですので「企業側の理想を押し付けたようなペルソナを作っていないか?」という視点を常に持つことが大切です。またペルソナは「生き物」です。一回作って終わりではなく定期的な見直し・アップデートを心掛けるようにしましょう。
10INC.は、定性リサーチャー/モデレーターが多数在籍し、MROCのプラットフォームも保有しており、定性調査に自信があります!事業会社出身、あるいはグローバル経験の多いコンサルタントも多く、マルチカントリーで幅広く課題解決をしてきております。マーケティングリサーチの企画~実施だけでなく、マーケティング戦略立案、施策提案まで対応可能です。
貴社の課題を丁寧にヒアリングし、課題解決に向けて、ご提案させていただきます。ちょっとしたお悩みでも構いません、お気軽にご相談ください。
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