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悲しみの病ーーアンモラルに傷つく者【2018年10月の固定ノート】

前から嘆かわしく思うのが、救急車や消防車のためにみんながすぐに止まらないことです。民度というか? ひどいですよ……。先日なんか、日本橋の交差点で、消防車が進めなくて、(人や車が先に通ろうとするのを)「あきらめてください! あきらめてください!」と叫んでいるの。わたしは消防車のために何にもできなくて、見ているしかなく、無力を痛感しましたよ。

悲しくて暗澹とします。救急車にも消防車にも外へ出るたび遭遇してしまいます。病人は助かったのか、死人は出なかったか、家屋・財産はどのくらい焼け落ちてしまったのか、想像してわたしはつらいです。

さて、上の日本橋の件、わたしはそのとき食品店から出て歩いており、消防車とは動線が関わらなかったのです。立ち尽くしていました。

救急車や消防車に出会ったときどうするか。車は、サイレンを聞いたらただちにウインカーを出して、車を端に寄せる決まりになっています。そうして道を譲らなければならないし、人は、絶対に轢かれないと高を括っていようが、道を横断してはなりません。

車は、サイレンを聞いたらただちにウインカーを出し、車を端に寄せる決まりになっています。人は、道を横断してはいけません。

わたしは車を運転することが多く、やはり胸を締めつけられます。後方にサイレンを認めたら、すぐさまよけます。すると、うしろの車達がどんどんわたしを追い越していくんです! やり場のない悲壮に打ちひしがれています。あきらめるべきはわたしのようです。

【このページは、2018年10月の固定ノートでした】

ありがたいことです。目に留めてくださった あなたの心にも喜びを。