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今朝の夢で、かねてより警戒されていた北朝鮮ミサイルが放たれた。

政府は日にちまで指定しており、その8月24日、昼を過ぎた。もともと暗かった空は強いねずみ色に。


放射能ではない空気汚染から逃れるため、わたしは弟とコンビニに避難し、入口近くに伏せった。ガラスの窓から離れる時間はない。中には両手で顔を覆った人々が8人くらい。彼女達は立ったまま。わたしは潔癖症なのに床でうつ伏せになり、入口に足を向けて爆発に備えた。


1本の銀リボンがオーロラ色に輝きながら、くるくると舞い飛ぶのが見える。建物は損傷しなかった。空気は黒っぽいねずみ色のまま。


その換気システムもない室内で、避難生活が始まる。すぐに、店員さん2人から汚れた布マスクと、女性に生理用品が配られた。外で乗客2人くらいの乗ったバスが走っているので、わたしは心配になる。渋滞ぎみ。空気遮断性の低いコンビニでも、中にいるだけでだいぶ違うはずである。


1週間すると、暴漢達がたびたび襲いきた。人を入れるわけにはいかないから撃退せねばならない。棚を見ると、もう食料品は何もなかった。


最初にいた8人くらいはトイレ近くでグループを作っている。半分は子供。ふしぎなことに、トイレは問題なく機能して、きれいなままで、臭いも出ず、ずっと使えた。


わたしはスマートフォンを持っていない。ラジオもテレビも見当たらない。誰が情報を取っているのだろうか。弟は大人だが、精神病を患い、使い物にならない。自閉気味の幼児のようにかたくなで、お荷物。


暴漢達が来るたび、「犯罪者の顔は録画されている。録音もだ」と告げる。そうすると彼らはあきらめることが多い。ガラス窓を破壊されるのが一番怖い。目出し帽を被った荒くれ者も絶えない。安全な場所に入れてもらえない腹いせに、窓を破って去ることも考えられる。


さて、今日食べる物もなくなったわたし達は、これからどうするのだろうか。

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