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2024年上半期 ベスト本

 Twitterで上半期ベスト10冊みたいなのやってるけど、ああいうのみていて楽しいですね。  わたしはというと本を読むスピードも量もびびるくらい遅く少ないので10作も選べません。せいぜい5冊です。  ということで公開します。 ・52ヘルツのクジラたち  町田そのこ作 ・神様のビオトープ    凪良ゆう作 ・容疑者Xの献身      東野圭吾作 ・恋に至る病       斜線堂有紀作 ・ことり         小川洋子作 ・昨日星を探した言い訳  河野裕作 (6冊じゃん!

    • 大切にしたいこと

       言葉が好きです。  小説はもちろん、いつも短歌をあげてくれる方の言葉とか、曲の歌詞とか、目の前にいる人の言葉とか。言葉で傷つくこともあるけど、言葉で救われることも多い。飾らないただ真っ直ぐな言葉も、素敵な表現の言葉も、同じくらいに好き。  自分の中にしっかり刻まれたもらった言葉たちがある。それって、思えばかなり凄い事だと思う。それらはわたしの創作にも溶け込んでいる。  つい先日久しぶりに、本をあげた人に連絡をしてみた。公募でほんの少し前進できたのでその報告。それだけはする

      • 『市子』観たよ

        『市子』  見てから1週間ほど経ってしまったけれど。(公開してなかったので2.3週間経ってしまったけれど。)  とかく杉咲花。花さん……。  「うちは市子や」  市子は離婚後300日のあれで無戸籍の人間になった。障がいをもって生まれた妹月子は戸籍を持っているが寝たきりなので市子は月子のふりをして年齢を偽り学校にいくようになる。それも母親に言われたからだ。  普通に、ただ生きるために、結果的に市子は4人の人間を殺した。義父、月子、北くん、SNSで繋がった死(志)望の女。

        • 小説原作の映画について 

           今日また泣いてしまった。  『52ヘルツのクジラたち』の映画をみて2週間が経とうとしてる。最初は原作は読まなくていいかなと思ってしまっていたけど、1週間経って読まなきゃとなって読んだ。  本当に読んでよかった。読まないと自分は損をしてた。  映画ってあんまり見なくて、大好きな原作が映画化したら見に行く程度。たとえば住野よる原作『青くて痛くて脆い』や瀬尾まいこ原作『そして、バトンは渡された』は映画化もよかった。(原作のが良かったという作品も個人的にあるのだが。)   まあ

        2024年上半期 ベスト本

          今日の日記(『52ヘルツのクジラたち』)

           今日、どうしても映画がみたいと思った。  じゃあ何を観ようと最初に思い浮かんだのは瀬尾まいこ原作の『夜明けのすべて』(原作読了)。しかし今日はプラネタリウムにも行きたくて、それを考えると時間の都合が悪く断念。じゃあ何にしようかなと思って『劇場版ハイキュー‼︎ ゴミ捨て場の決戦』(これもすごく熱くてよかった)が始まる前の予告ででてきた『52ヘルツのクジラたち』。(町田そのこ原作のやつだ!未読だな。町田そのこ自体未読の作家さんだ。)主演を演じる杉咲花。住野よる原作『青くて痛くて

          今日の日記(『52ヘルツのクジラたち』)

          公募締め切りが近いのに

           公募の締め切りが近いというのに、いま何も浮かんでこない。    最近、感情が荒波を立てていたからそれを落ち着かせないといけなかったから小説を書いていた。数日かけてなんとか感情を彼女に溶け込ませて、物語としてはその感情の終着点を見つけ出せた。久しぶりに書いた短編が一万とちょっと。全てとはいかないがある程度の気持ちの整理ができて(一過性な感じがしてきた)、小説としてのできも自分てきにはそこそこで満足していたのだが、原稿用紙換算してみると33枚。オレ短の規定からはみだしていた。

          公募締め切りが近いのに

          破壊

           大事なもの、大切にしてきたもの、大切にして生きたかったのに、壊してしまった。  感情はわずらわしい。嬉しいとか楽しいとか大好きとか幸せとか、素敵な感情だと思う。でも悲しいとか苦しいとか嫌いとか辛いとか、負の感情はすごくつらい。そういう感情があるからこそ嬉しいとかがとても温かいんだと思っても、要らない。負の感情を過剰に感じてしまう人は絶対いるから。  思い出は、想いは、美化される。温かい気持ちだけ記憶に残っていればよかった。あの時ああだったら、とかいろんな後悔があっても縁

          誰かにたった一冊をプレゼントすること

           数年前からずっと夢だったことがあった。 『誰かに本をプレゼントされたい』というもの。もともと物欲のない自分は誕生日にプレゼント何が欲しい?と聞かれてもなかなか答えられずにいた。唯一、自分が書いた小説を読んで感想をもらえたらすごく幸せだなと思って、そうだ、本をもらえたらすごく嬉しいかも、と思うようになった。自分のことを一生懸命考えてたった一冊をわたしにプレゼントしてくれたらそんな宝物はないぞと。……はじめはそうだったけれど、いつしか『誰かに本をプレゼントしたい』の気持ちに変わ

          誰かにたった一冊をプレゼントすること