公募締め切りが近いのに

 公募の締め切りが近いというのに、いま何も浮かんでこない。
 
 最近、感情が荒波を立てていたからそれを落ち着かせないといけなかったから小説を書いていた。数日かけてなんとか感情を彼女に溶け込ませて、物語としてはその感情の終着点を見つけ出せた。久しぶりに書いた短編が一万とちょっと。全てとはいかないがある程度の気持ちの整理ができて(一過性な感じがしてきた)、小説としてのできも自分てきにはそこそこで満足していたのだが、原稿用紙換算してみると33枚。オレ短の規定からはみだしていた。
 もともとどこかにだすために書いていたわけじゃないのだが書いたからには出したい欲が強まるのがいつものルート。オレ短は三か月に一回になったわけだしこれからはもっと考えながら出したいのに気づけばもう時間がない。他で落ちたけど自己評価の高い作品は出すのだが一作だけというのはできればしたくない。だけど今から短編を、というと気持ちてきに追いついてこない。
 2月締め切りの掌編すら一生始まらない。今、何も書けないんじゃないかという気さえしてきた。
 本当は書きたいネタはある。でもそれをかき始めたら2月締め切りには絶対間に合わない。それならもう2月締め切りは諦めるか? 諦めていいんだろうか。
 前、人に言われたな。いいものをだしたほうがいいって。それも一理ありすぎる。出せば可能性はあるけど出さなかったら可能性はゼロだ、ていう思いでなんとかだしてきたけどそれじゃあもしかしたら意味がないのかもしれない。諦めるっていうのは次への準備ってことでいいのかな。誰か教えて。

 書いていたらやっぱり気持ちの整理っていうのはできてしまうね。
 明日から新しい短編を書いてみようかな。オレ短を意識した短編を。何がいいかな。オレ短の傾向よくわからないや。もしかしたら賞自体自分の好みに合ってないような気もしてきたんだ。そんなことあるのか?? でも面白い! となかなか思えなかったり。岩月さんの『スピカ』は猛烈に好きだったけど。いやこれは決してフォロワーさんだからではなくて、文章が美しすぎて心からいいと思えたから忖度は一切ない。せっかく読んだのにご本人にいまだ感想を伝えられてないというほどには嫉妬やらも……。おいおい。

 あとあたらよも『青』がテーマってことでちょっとずつ考えてはいるのだけど、ふたつの青で迷っている。どういうわけか、オレ短よりも強くこの文学賞を意識してる自分がいて(まじでなんでかよくわからない。青がテーマなのも関係している気がする)、正直怖いんだ。どうせ受賞なんてできるはずないって、思っちゃってる自分がいるからこわい。信じてあげればいいのに、信じるのがこわい。自信作だ! て思って出してきた短編たちはことごとく選外だった。期待した分だけ落ちたら悔しい。まだ書き始めてすらないのに既にショック受けてるの笑えるな。でも本当は何も笑えない。怖いから書き始められてない。でも出さなかったら後悔するから書かなきゃ。落ちたくないなぁ。

 明日から本格的にプロットとか、考えて頑張ってみる。
 えいえいおーーーーー!!!


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