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キャリアコンサルタントの選び方 ーその1ー【キャリアの銀行Ⓡ】

キャリアの相談先として、会社の上司先輩・知人友人ではなく、キャリアコンサルタントを選ぶ方が多くなってきています。
普段は馴染みのない職種なので、キャリアコンサルタントといってもよくわからない方が多いのが事実です。キャリアコンサルタントの選び方の迷うかと思います。

そこで、「キャリアコンサルタントの選び方」と題し、国家資格キャリアコンサルタントである私が、何回かに分けて解説してみようと思います。できるだけ客観的に書きます。皆さんのお役に立てれば幸いです。

キャリアコンサルタントの選び方の前に、キャリアコンサルタントの概要

キャリアコンサルタントは日本の国家資格のひとつで、キャリア形成や職業選択に関するアドバイスやサポートを行う専門家です。キャリアコンサルタントは、クライアントの職業的な悩みやキャリアの方向性を理解し、適切なアドバイスや情報を提供することで、クライアントが自分自身のキャリアや職業選択を考える力を育てることを目指します。

「キャリアコンサルタント」と名乗るためには、国家資格を取得していないといけません。これを避けるために、資格を持っていない方は「キャリアコーチ」「キャリアアドバイザー」などの名称を使うことが多いです。キャリアコンサルタントを選ぶ際には、国家資格所持者と間違えないように注意してください。(国家資格の有無を判断するため。無資格者を否定しているわけではありません)

キャリアコンサルタントは、働いている場所によって、仕事内容が変わる

キャリアコンサルタントは、企業、学校、公共機関などで働いていることが一般的で、キャリアカウンセリングやキャリア教育、人材開発などの分野で活躍しています。キャリアコンサルタントは、個人のキャリアや職業の選択だけでなく、組織や社会全体のキャリア形成にも関与しています。働いている場所によって、キャリアコンサルタントの仕事内容が変わるので、キャリアコンサルタントの選び方を知る前に、こちらも知っておくと役に立つと思います。

キャリアコンサルタントは様々な場所で働いています。大きく5つに分けて、それぞれの一般的な特徴を説明します。(所属組織やキャリアコンサルタントのスタンスや考え方、経済的事情などで差異はあります)

1.企業の人事で働いているキャリアコンサルタント

人事部門で働くキャリアコンサルタントは、従業員のキャリア開発やスキルアップをサポートし、組織内での人材育成や配置を最適化します。また、社員のキャリアプランニングや定期的な評価面談を行うこともあります。

2.大学で働いているキャリアコンサルタント

大学のキャリアセンターや就職支援部門で働くキャリアコンサルタントは、学生に対して就職活動やインターンシップのサポートを提供し、将来のキャリアプランや職業選択に関するアドバイスを行います。

3.公共機関で働いているキャリアコンサルタント

公共機関(例えば、ハローワーク)で働くキャリアコンサルタントは、失業者や転職希望者に対して職業紹介や求職活動のサポートを提供し、キャリアの再構築や再就職を支援します。

4.人材紹介会社で働いているキャリアコンサルタント

人材紹介会社で働くキャリアコンサルタントは、求職者や転職希望者に対して求人情報の提供や職務経歴書の添削、面接対策などをサポートし、適切な企業とマッチングさせることを目指します。

5.独立して個人で働いているキャリアコンサルタント

個人事業主として独立して働くキャリアコンサルタントは、個人クライアントを対象にキャリアコンサルティングやコーチングを提供し、キャリアチェンジや自己実現をサポートします。また、企業向けの研修講師やセミナー講演者としても活動することがあります。

次回は、上記、1から5までのキャリアコンサルタントについて、補足をしていきたいと思います。そして、キャリアコンサルタントの選び方を知りたい方にとって、最もわかりにくいであろう、「5.独立して個人で働いているキャリアコンサルタント」について展開できればと思っています。

キャリアの銀行Ⓡでは、キャリア支援/相談にナラティブ・アプローチだけでなく自分史制作の支援も取り入れることが可能です。また、キャリアコンサルティングを広めるために、キャリアコンサルタントの選び方についての相談も承っています。
詳細はお問い合わせください。
キャリアの銀行Ⓡ https://gincco.net/
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