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年を重ねるっちゅーことは

今日接客してくれた人は、いろんな面に置いてスピーディーだった。
わたしはそのスピードについていけず、圧倒された気持ちになり、
少しさみしい気持ちになった。

しかし最近のわたしは知っている。

その方はおそらくわたしにだけスピーディーなわけではないのだ。
その人は誰にでもスピーディーなのだ。
おそらく。

わたしが落ち込むのは
わたしにだけそういう態度なのかな、と思い込んだときなのだ。

そう思い込む癖がついたのは20代の頃、人間関係に四苦八苦した経験からだろう。

どっちに向かっても壁ばかりでとにかく人とうまくいかなかった。

そのときたどり着いたそのときの答えは
自分が悪いんだ
という考えだった。

わたしが生意気だから意地悪されるんだ。
わたしが〇〇だから冷たくされるんだ。
などなど。

そして40代になって思うのは、

他人にあまり期待しちゃだめなんだということや、その人はそういう人だということでわたしにだけ〇〇な態度をするわけじゃないということ。そしてそう言ったことは人生を重ねて経験を重ねていくと自然にわかってくるものなんだなということ。

20代の頃に読んだ雑誌で永作博美さんは

30代になると生きるのが楽になる
と話されていた。

この言葉を拠り所にしつつ到底信じ難いと思って生きてきた若い頃、それは本当だった。

生きていてよかった。

#エッセイ
#強迫性障害
#人間関係


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