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自宅ぷち留学。言語の覚え書き - 6

先週から約1週間、合計14時間の英語のレッスンを受け終わりました。自習も含めておよそ21時間前後の勉強時間を取れたと思います。ほかにも、気休め程度ですが空き時間にYouTubeやPodcastなど、英語を聞くようにしていました。

この自宅ぷち留学を終えたと同時に、B2.1というレベルのレッスンをすべて修了しました。

2023年10月1日追記:
わたしが受けているLingodaのレッスン、やってみようと思う方は、よかったらこちらの友だち紹介コードをお使いください。
使っていただくと50ユーロ割引、わたしは5グループレッスンもらえる仕組みだそうです。英語の他に、ドイツ語やフランス語、スペイン語もあります。英語は普通のコースとビジネスコースがありますが、わたしは普通のコースを受講中です。
C1取得に向けてコツコツ努力中なので、タイミングの合う方はコード利用でサポート頂けると嬉しいです。


良い節目と思い、久しぶりにDuolingoの無料英語テストも受けてみました。有料の本試験の練習版という位置づけですが、だいたいのレベルをはかるにはちょうどいいと思います。前回受けたのが、どうやら1年ほど前だったのですが、そのときはB2前半程度のレベルだったのに対し、今回はB2後半程度と判定されました。

この1年は特にイタリア語に力を入れて(=時間を割いて)いたことを考えると、ゆっくりではあるけれど、着実に力をつけることができているのではと思います。

感じる変化

実感として、思いついたことを箇条書きにしていきます。

  • レッスン内で先生の指示を基本的にすべて聞き取れる
    Sprint参加時(6月頃)は聞き取れないことがあったり、不安が強かった。はっきり話してくれても、南アフリカやアメリカなどの慣れないアクセントで意味を理解するのに時間がかかっていたが、今の耳ならアクセントも普通に受け入れられる

  • 他の参加者が話すことを基本的に理解でき、会話もできる
    アクセントが強い人も、文法がはちゃめちゃな人も、だいたい分かる
    ※ただし、ときどき明らかにB2よりも下のレベルから始めた方がよさそうな人や、C1以上で全く問題のない人が紛れ込んでいる。後者なら困ることはないけれど、前者のような場合、言っていることは理解しにくい。この点はB2.2に進めば解消されると思う

  • 気が合う人であれば、リラックスして英語での会話を楽しめる
    興味や性格が合う先生や生徒と雑談で盛り上がることも増えた。英語しか通じない相手(レッスンなので)に英語で言いたいことを伝えるという経験を積めたのは自信に繋がった

  • 言いたいことを伝えるための文法の引き出しが増えた
    現在完了形やused to…の文など、知ってはいたけれどとっさに使えなかった文法たちを、適切な場面で引き出せるようになった感がある。この感覚はドイツ語の語学学校に通っていた時にも頻繁に感じていたので、良い傾向だと思う

  • ドイツ語に影響されることはあるが、間違いとしてはっきり認識できる
    動詞の位置や前置詞のチョイスなど、ドイツ語に影響される部分はまだたくさんあるけれど、指摘されたときにその知識が「英語用」の棚に収納されるような感覚が出てきた


B2.1のレッスンはすべて基本的に順番通りに受けてきたので、最後のレッスンはライティングでした。担当してくれた先生が、この1週間に何度かお世話になった方で、事前に用意していたエッセイを授業後にメールで添削してくれることになりました。長めの文を英語で書く機会はまだなかったので、よいトレーニングでした。

ドイツ語の語学学校に毎日通っていた頃も、ライティングの課題は頻繁にあり、B2コースあたりから「ドイツ語でのアカデミックなエッセイの書き方」を徹底的に叩き込まれたので、そろそろ英語でもエッセイを書く練習を増やす時期かなと感じています。個人的には、二元論を助長するようなああいうやりかたはあまり好きではないのですが、言語学習においては確実に実力を上げてくれる良い方法だと思っています。

Lingoda自体の使い心地

  • ドイツ発の会社だからか、ドイツ在住者の生徒が多い
    といっても、ドイツ人とは限らない。わたしのように移住してきた人も多い。あとはアジア系だと台湾や香港、ヨーロッパ系だとドイツ、フランス、スペイン、イタリアの方に出会った

  • イギリス人、アメリカ人、南アフリカ人をはじめ、さまざまな国のネイティブスピーカーと出会えるので、様々なアクセントを楽しめる
    アメリカ人は比較的少ないので、ヨーロッパに住んでいる身としては、イギリス出身の方が多いことに親近感を覚えた。というのも、今までアメリカの方でヨーロッパの街や基本的な歴史など全く知らない方が多かったので、話がかみ合わないことも何度かあった

  • 緊張しやすいのでカメラは基本的にオフ
    自分だけ顔を映して生徒がカメラをつけないのはフェアではないと言って、1人だけカメラをつけることを強く要求してきたけれど(言っていることはわかる)、基本的にはつけたくないといえばその選択が尊重される雰囲気。アジア系の人はカメラをオフにしている人が多い。気になるなら、レッスンの最初、自己紹介のときに「カメラをつけなくても問題ないですか?」など聞いておくと丁寧かも。ただし全体を見ると、カメラをつけている人の方が多い

  • 順番通りにレッスンを受けたいなら予約は1週間前までに済ませる
    わたしは時間に余裕があるので、この方法で問題ありませんでしたが、急な用が入りやすい方には少し不便かも。ただし語学学習は、短期間だけでも生活の全てをその言語のために使うくらいの意識があった方がグッと伸びる傾向があるので、予約さえすれば、確実に進むことができるこのシステムは、徹底的にやりたい人には向いている

  • 講師側のキャンセル
    キャンセルというよりは、待てど暮らせど先生が現れないという状況で、Sprintの頃も合わせると3~4回遭遇。その場合、規約にも書いてある通り、15分は待ってスクリーンショットを撮るなどのステップを踏むことで、クレジット(レッスンを受けるためのポイントのようなもの)が帰ってくる
    ※わたしは順番通りにレッスンを進めていた上に、1週間前には複数のレッスンを予約していたので、変更も面倒くさくて、休講分は自習してやったことにしていました。実際の対面式の語学学校でも、先生が病欠などたまにあるはずなので、そう思えば特に気になることでもありませんでした

  • カスタマーサポートが有能
    分からない点があれば、英語でもドイツ語でもいいのでカスタマーサポートセンターにメールをすれば、数日以内に適切な回答が返ってくる。わたしの場合、Sprintでは1日に1レッスンしか受けることができなかったが、通常契約の場合は1日に受けられるレッスンに上限はあるのかを問い合わせ、その結果、クレジットさえあれば好きなだけ受けられるとのことだったので、今回の自宅でのぷち留学を計画した次第。

  • 教材はなるべく順番通りに受けた方がいい
    これは人によりますが、Lingoda側もなにも考えずに教材を作っているわけではないので、順番通りに進んでいけば、「この前学んだ言い方、ここで使える!」という小さな成功体験を積み重ねていくことになって、達成感も得られる。
    「選ぶ」という手間が減るので、余計なことを考えずに学習を進め、目の前に用意された教材の予復習だけをしていればいい。無駄な労力がカットされたことで、「習ったこと」に意識を集中できた


今後の英語学習

B2.1が終わったいま、そのままB2.2の教材を用いたレッスンを受けながらLingodaでの英語学習を継続しようか、在籍している大学の英語レッスンを受けてみようか、あるいは言語パートナー(ランゲージエクスチェンジ/タンデムパートナー)などを探してみようか、悩んでいます。

レッスンに関しては、単純に価格のみを比較すれば、大学の講座の方が安上がりですが、ザ・引きこもりタイプのわたしが、これからやってくるドイツの暗い冬に毎週教室に向かう元気があるか、疑問です。また、ドイツでの講座なので基本的にドイツ語が通じてしまい、ドイツ語に頼ってしまうという場面に何度か出くわしたことがあるので、あまり前向きにはなれません。

タンデムパートナーの魅力は友だちを作れること、費用がほとんどかからないことですが、気の合う人を探すのがかなり難しいのと、出会い目的の方が多いが難点です。日本人の友だちも多くないのに、マッチングアプリのような出会い方はなかなかハードルが高い……。

ということは、Lingodaの継続が最有力候補となります。お金はかかるけれど、時間的な期限を決めて、少しずつ力をつけるのが一番理想的です。現在は8回分/月のグループレッスンのクレジットを買っているので、年末までにB2.2の半分くらいをクリアできるはずです。それが終わってからまたその先の計画を練ればいいでしょう。

決して安くはないけれど、近場のイギリスやアイルランドに留学するよりは格段に安いので、この方法でコツコツ頑張ってみようと思います。


英語学習の目標

わたしは英語で友だちを増やしたいわけではないので、もっと勉強しても日常会話が得意になることはないと思います。母語である日本語でも、相当気の合う相手でないと「テンポの良い会話」というのはできないので、何語を話してもその点は変わらないと思います。ドイツ語でもそうです。どの言語で話しても、わたしはワンテンポ遅いのだそうです(友人や家族談)。

そうではなく、読み書きを通して考えていることや世界観の交換すること、好きなもの・ことについての情報をもっと効率よく集めること、英語の映画やドラマ、詩などの作品をもっと身近に楽しむことなどができるようになったらいいので、これからもあまり気負いせず続けていきます。

新しい友だちを積極的に探しているわけではないけれども、いま既にいる友だちでドイツ語や日本語よりも英語が得意な人たちともっと仲良くなりたい、という気持ちもあります。彼ら彼女らの心地の良い言語で楽しく話せる日を夢見て……!


写真:2017年ドイツのとある街のクリスマスマーケットにて。


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