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抽象化力であなたはニュータイプになれるか

こんにちは、TOKIOです。
今回は、ビジネスを加速させると言われている抽象化力とはなにか、
機動戦士ガンダムの劇中に登場するニュータイプという概念を用いながら考えます。
(閃光のハサウェイ公開延期になってましたが、今週末公開決定おめでとうございます!)


抽象化力とはなにか、なぜ重要なのか




抽象化とは、思考における手法のひとつで以下のように言われています。

対象から注目すべき要素を重点的に抜き出して他は捨て去る方法

逆に、抽象化と逆説的に用いられる思考として具体化があります。


我々の世界は、人と人とのコミュニケーションの上で成り立っています。
つまり、社会には常に人の思考が介在するということです。

抽象化力は人の思考が介在する世界においてあなたの行動の質を上げることに繋がります。





故に抽象化力はビジネスを加速させると言われるのです。









コミュニケーションの概念で捉える:
抽象化力こそニュータイプを創り上げる能力である




機動戦士ガンダムの世界観では、しばしばニュータイプと呼ばれる人材が発掘されます。
彼らニュータイプと対照的に描かれている人々をオールドタイプと呼びます。

ニュータイプは機動戦士ガンダムの劇中で以下のように定義されています。


つまり、ニュータイプは人と人とのコミュニケーションにおいて、新しい手法を用いていると捉えることが出来ます。

今回のnoteで語る結論の真髄はここであり、この新しいコミュニケーション能力の基盤こそが抽象化力であると考えます。


抽象化力が低い人の会話例




抽象化力を理解するために、抽象化力が低い人同士の会話例を用いましょう。
例えば、一般的によく議論される以下の題材について考えましょう。


これは一見すると正反対、AとBがぶつかる議論にみえます。

しかし、これを抽象化して考えると結果が変わります。


つまり、AとBどちらもリーダーにとっては必要なスキルになりえ、そもそもAとBどっちが大事などという議論は答えが出ないが分かります。

この場合、「戦略を決めるときに求められるリーダーの資質はなにか」という具体のお題が必要です。

あなたが誰かと会話するときに上手く意思疎通が出来ないのはこういった状況に陥っているかも知れません。


こういった議論の規模を大きくすると、宗教や出で立ちの違いなどから戦争論に至ります。

機動戦士ガンダムの劇中では、ジオン公国が地球連邦政府からの独立を果たすため、宣戦布告を行い、「ジオン独立戦争」、いわゆる1年戦争と呼ばれる戦争が始まります。


ニュータイプのアムロ・レイは、人よりも抽象化の思考が優れているため、戦争における葛藤を人より強く受けながらも、劇中の時代を正しい世界へ導く主人公として描かれているのです。







抽象化力を高めることが意味することはなにか




劇中の話などから少し話が脱線してしまいました。
抽象化力を高めることは、端的に新しい発想を生み出す能力を身につけるということです。

コミュニケーションのみならず、ビジネスや生活においてあなたをバージョンアップしてくれる重要なスキルになります。

過去の偉人たちは、数学、芸術、文学、哲学、ビジネスにこの抽象化という思考を用いて数々の成功を収めています。

抽象化のスキルはひとつの分野で突出した成果を出すために必要な力なのです。


我々日本人はニュータイプへの進化に迫られている


日本人は出口戦略が強かったという考え方があります。

過去日本はメーカーという立ち位置で、完成するプロダクトの品質が高いことが評価されていました。

つまり、プロダクトの品質を高めるという具体しか見てこなかったのです。

しかし、昨今のデジタルや他技術の発展に伴い、プロダクト品質だけでは差別化出来ない時代に突入しております。

プロダクト提供前の販売プロセス、プロダクトへの付加価値、顧客体験の品質向上が求められているのです。


我々日本人は過去の成功体験から具体化の思考が抜けきっていません。

結果として、個人、組織、企業、国家のビジネスにおける全てのカテゴリにおいて
海外に遅れを取り、後進国とまで言われるようになっています。


今こそ、抽象化のスキルを身に着け、ニュータイプとして立ち上がる時なのだという結論で、今回のnoteは締めさせていただきます。(具体は今後の記事で書いていきます。)


好きなことと学びたいことを照らし合わせると理解が促進します。
皆様も一度トライしてみてはいかがでしょうか。


今回もご拝読ありがとうございました。

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