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片山透
2020年7月6日 23:13
―生きていることについて―もし自分の手元にしっかりとした形ある「意味」というものがあったとしたら、結果はきっと違っていたんだと僕はいつも思っている。何もかもが矛盾しながら存在する、その「意味」は僕らの手の中には有り余るだけの大きさになって溢れていた。よく晴れた空が青いのが当たり前だと思われているように、全ては初めからそうなるはずだった。初めから、決まっていた予定調和のように。そんな中を歩いてい
2020年7月7日 05:19
―銀色の街の風景について―世の中に信じられるものなんてあるのかどうか、目に映るものなんて、作られた現実だもの。見えない不確かを信じるほうが、見える嘘を否定するより簡単。だって、そのほうが自分の感情を出さなくて済むのだから。追いかけっこをしてるみたい。永遠に捕まえることの出来ない私が、息を切らして走れなくなるまで、ずっと追い続けて。そしてそのうち誰も居なくなって、終わる。私は誰一人として
2020年7月7日 13:21
―言葉の違いについて―落ち込むほどのことでもないな、って思っても、どこか心の中に傷ついた部分があって引っ張られる感じ。それって多分、ショックの後遺症なのかもね。そんなもの、気付きたくもないのに。気付かないほど、自分は強くありたいのに。まるで騙し合いをしてるみたい。悲しいときに悲しいな、っていう感情を表に出すことが困難なときがあるのと同じで、いつだって自分は感情というものに影響を受けずに
2020年7月7日 14:22
―今日の居場所―生きていることに疑問を持つことが、どんなに当たり前のことか。死んでしまいたいと思うことが、どれだけ在り来たりなことか。僕たちが生きているこの世界に暮らしている限りは、永遠に逃げられないこと。生きることを放棄してしまった人々は、何処かに生きる意味を残して消えてしまう。それに、気付かなくてはならなくて。いつかは掴まなくてはならなくて。希望だなんてくだらなくて、優しさ