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うだ すいか
2020年1月19日 22:07
生成のシーツが昼過ぎの陽光に浸されて、淡い波を作っている。「起きろ、いつまで寝てんだ」少し低めの声が耳に心地いい。ぼす、と飛んできた生成のクッションを寸前で受け止めて、ベッドサイドの時計に目を遣ると、午後2時を少し過ぎた頃を指していた。「しまった、寝すぎた」「だから言ったろ、あれで終わりにして寝ようって。お前がもう1本見るって譲んないから」あー、映画ね。テーブルの上にはだらしなく、ポテ