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「頭が悪い」の内訳け3選

こんにちは!



私の記事でちょくちょく「こういう要素は頭が悪い人の特徴だ〜」なんて言っているんですが、今回頭が悪い人の特徴についてまとめてみようと思います。

皆さんは「頭が悪いとはつまりどういうことか?」って説明できますか?

頭が悪いという言葉自体が非常に抽象的な言葉であって、実は「頭が悪い」にはいろんな要素が含まれています。

ちょっと難しいですが、「頭が悪い」とは「頭が悪い」という一つの現象ではありません。頭が悪いという印象を抱かせるような複数の要因が組み合わさった結果、頭が悪いという印象を持つことになります。

今回はその要素について、個人的にこれは重要だというものを三つにまとめてみました。

その三つはこちら。

①常識でものを考える人

②わからないことをわからないままにする人

③思考停止ワードを使いまくる人

それでは詳しく見ていきましょう!



頭が悪い人の共通点は「考えてない人」


頭が悪い人の要素をお話しする前に、頭が悪い人の共通点は「考えてない人」であると言えます。

私の記事でも何度かお話ししていますが、ほとんどの人は「考える」ができておらず「考えるふり」をしてしまっています。その「考えるふり」の程度がひどいと、頭が悪いという印象を持たれやすくなります。

考えるふりをする習慣が身につくと、物事を深く考えなくなります。物事を深く考えないことで理解が浅くなり、判断を間違い、間違った行動を行ってしまうことでミスをする。

深く考えないのでミスから何かを学んで改善することもできませんし自分の課題にも気づきません。

なので、何度言ってもわかってもらえなかったり、言ったことを理解してくれない、同じミスを何度もしてしまうと、周囲から頭が悪いと認定されてしまうこともあります。

そしてその考えないことで今からお話しする下の三つの要素とつながっていきます。

それではその三つの要素を見ていきましょう。



①常識でものを考える人


意外かもしれませんが、常識でものを考える人は頭が悪い可能性があります。

「常識人」っていかにもまともな人っぽい言葉ですが、常識に固執してものを考える人は頭が悪いかもしれません。

特に、「そんなの常識でしょ!」とか、何かにつけて常識を持ち出してくる人は危険です。

ではなぜ、常識でものを考えることが頭が悪いことになるのか?

まず、常識って世間一般で共通しているように思えますが、人によって全く違います。なので、自分の当たり前は他人の当たり前ではありません。にも関わらず、頭が悪い人はあまり深く考えないので、自分の持っている常識や価値観が正しいと盲目的に信じてしまいます。

しかし、個人の持っている常識とは自分一人とその狭い環境における限定的な関わり合いの中から生まれたもので、環境が変われば自分の常識が適用できない場面も出てきます。

そんな間違いだらけの自分の常識を疑うことなく、その常識を元に間違った行動をとったり、他人にそれっぽく教えたり、押し付けたり、共感を求めようとします。

深く考えずに自分の常識を盲目的に信じてしまい、結果間違った行動を繰り返したり広めてしまう人は頭が悪いと言わざるをえません。



②わからないことをわからないままにする人


二つ目はわからないことをわからないままにする人は頭が悪いと思われがちです。

①と同じく深く考えない人に多いこのパターンです。このパターンにはわからないことをわからないままにする人と、抽象的な理解で納得してしまい、問題の原因を解決しないまま放置する人の二つのパターンがあります。

例えば、世代間の価値観が違うことで悩んでいる管理職がいたとします。

その時に「世代間の価値観がこうも違うとは…伝え方ってむずかしいなあ…。」

で終わらせる人はわからないことをわからないままにする人です。

その場で解決策を出さないとまた同じ失敗を繰り返すことにつながってしまいます。

違うパターンだと、「世代間の価値観がこうも違うとは…次はもっと気をつけて伝えてみよう。」

で終わらせる人は抽象的な理解で納得してしまい、問題の原因を解決しないまま放置する人です。

「気をつけて伝える」という言葉は抽象的すぎて、イメージがわかない分、具体的な行動につながらないのです。

わからないことをわからないままにして延々と失敗を繰り返す。失敗から学ばないなんて、頭が悪いのかなあと思われてしまうかもしれません。



③思考停止ワードを使いまくる人


三つ目はこちら、思考停止ワードを使いまくる人は頭が悪いと思われがちです。

②でお話しした抽象的な理解で納得する人に近いのですが、問題が発生した時に、具体性のない抽象的な言葉で問題解決してしまって、納得した気になってしまう現象です。

言葉が抽象的すぎると改善策が立てられないので、問題を改善することができません。

思考停止ワードの例としては…

「私はバカだから」

→ありとあらゆる自分の欠点を「バカだから」の一言で解決してしまいます。バカなのは生まれつきでもうどうしようもなく、ミスをするのは仕方がないんです。という感じで、程のいい努力しない言い訳として使ってしまうパターンです。


「忙しい・時間がない」

→本来、時間はやりくりして生み出すもので、あるかないかではありません。これもまた、何がどうなって忙しいのか?なぜ時間がないのか?という具体性に欠ける言葉で、仕事に対してやる気がないことを隠しており、改善にもつながりません。


「最悪」

→最悪なことって早々怒らないはずなのに、最悪という言葉が口癖の人はしょっちゅう最悪な状況に遭遇しています。最悪という言葉はネガティブワードでもあるため、必要以上に事態をネガティブに受け止めてしまいます。自分自身もネガティブ思考になってしまうので、使わないほうが身のためです。


このように、使うことで自分が行動を起こさない変な言い訳にしてしまったり、ネガティブな影響を及ぼしかねない思考停止ワードを頻繁に使う人は成長するつもりがなく、逃げグセがあったりするので、同じ失敗を繰り返すことになり、頭が悪いという印象を持たれてしまうかもしれません。



頭が悪いという言葉があなたの可能性を奪おうとしている


さて、今回は頭が悪いという言葉の構成要素について、個人的にこれは重要だというものを三つにまとめて、お話ししてみました。

その三つはこちら。

①常識でものを考える人

②わからないことをわからないままにする人

③思考停止ワードを使いまくる人


一口に頭が悪いと言っても原因は様々です。

自分も以前までは、自分のことを頭が悪いと思っていましたが、具体的に分解してみると、文章力と思考力と判断の価値基準がなかったことで、適切な判断ができておらず、不安によってワーキングメモリが圧迫されて、考えるということが全くできていなかったことで、頭が悪いという印象を抱いていました。

なので、頭が悪いということは厳密に言うと存在せず、幾つかの具体的な課題が存在するだけなのです。

頭が悪いという言葉はわかりやすくて伝わりやすいですが、その言葉自体は原因や課題ではなく単なる印象です。頭が悪いという言葉を使うと、具体的な原因にたどり着けなくなるので、真の原因を見えづらくする思考停止ワードでもあります。

指導される側も、指導する側も、頭が悪いという言葉は極力使わないほうがいいかもしれません。

言葉の力は思ったよりも大きいので、誤った使い方をしてしまうとあなたや部下の可能性を極端に狭めることにもなります。

安易に頭が悪いと決め付けず、真の原因を見て課題を見つけて成長していきましょう。



それでは、今回はこの辺で。


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