「スクショ小説」のデザインを考える|100%空気通信
「100%空気通信」は、クリエイティブ・ユニット「100%エア」の活動レポートです★
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今日のテーマ
「100%エア」は、現在プロジェクト第1弾として、「きぃちゃんはラノベ作家になりたい。」という「スクショ小説」を制作・毎日更新しています(詳細は前回)。
※補足:小説を画像化し、SNS(主にTwitter)に投稿する……それが「スクショ小説」だ!!
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<スクショ小説の例(以下のような画像をツイートに添付する)>
本記事では、この「スクショ小説」のデザインについて、これまで取り組んできたことをご紹介します。
「スクショ小説」におけるデザインの重要性
「スクショ小説」は、(主にTwitterの)タイムライン上で読んでもらうことを想定しています。
そのメリットは明確で……わざわざ専用サイト(個人サイト、ブログ、小説投稿サイト etc.)に遷移する手間がないので、より多くの人に読んでもらえる可能性があるということです。
ただし……ご注意!
「スクショ小説」の読者は、専用サイトの読者とは異なります!
端的に言って、「スクショ小説」の読者は、「小説を読もうとは考えていない人」です。
個人サイトを訪問してくれる「あなたのファン」や、小説投稿サイトを利用する「小説好き」ではありません。
「Twitterを使っていたら、たまたま小説に出会っただけの人」なのです。
つまり、より多くの人にアプローチすることができる!……が、彼らは小説を読もうとは思っていない!
それが「スクショ小説」の宿命!
「小説を読もうとは思っていない人」って……あー、どうしよう……。
そう!ここでデザインなのです!
タイムラインで「スクショ小説」を見かけた一瞬!
その一瞬の内に、「おっ、面白そうじゃん。ちょっと見てみっかな」と興味を抱いてもらえるデザイン。
「一体何だ、コレ!?」と関心を持ってもらえるデザイン。
これが理想だと思うのです。
……というか、ここをミスると、せっかく「スクショ小説」を作ってSNSに投稿しても、誰にも読んでもらえないおそれがあります。
(何度も繰り返して恐縮ですが)なにしろ、そこには大勢の人がいますが、彼らは小説を読もうとは思っていないのですから!
……が!
しかし!
なんとまぁ、「100%エア」にはプロのデザイナーがいないのです!
そしてざっくばらんに言って、非デザイナーの私にできることは限られています。
最初から素晴らしいデザインなんて絶対無理!
アレコレ試しながら改善していくしかありません。
……ということで!
「BuzzFeed Kawaii」をトレースしよう!
現在最も成功している「日本語のスクショ風メディア」といえば……そう!「BuzzFeed Kawaii」(詳細は前回)!
したがって……「BuzzFeed Kawaii」をパクるのである!
いえ、「パクる」という表現はアレなので……そう!トレース!徹底的にトレースするのです!
かくして、画像のサイズから形状、フォント、色使いまで、徹底的にパク……勉強させていただきました。
ただし、以下のツイート内画像をご覧いただけばわかる通り、「BuzzFeed Kawaii」はビジュアル重視……!
無論できる限り見やすく工夫はするものの、どうしたって文章モリモリになってしまう「スクショ小説」では、トレースするにも限度があります……。
ということで、最終的には……「BuzzFeed Kawaii」をベースに、細部は「ss名刺メーカー」を参照させていただき、「きぃちゃんはラノベ作家になりたい。」のデザインを決定しました。
補足①:「ss名刺メーカー」って何?
ここからは、「ss名刺メーカー」についてご紹介しましょう。
これは、「オシャレな名刺風の画像」を簡単に作ることができる無料Webサービスです。
<作例①>
<作例②>
<作例③>
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<作成ステップ>
STEP 1:文章を入力する。
STEP 2:レイアウト(縦書き、横書きetc.)を選択する。
STEP 3:画像を選択する。もしくは、オリジナル画像をアップロードする。
……おしまい。
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ちなみに、「SS名刺メーカー」以外に「文庫ページメーカー」、「新書ページメーカー」などもあり、好みに合わせて選択することができます。
補足②:「ss名刺メーカー」を使って「スクショ小説」を作ってもよいのでは?
Twitterを見ると……「ss名刺メーカー」を使って①自身の小説を画像化し、②ツイートに添付、③投稿している人が一定数いることがわかります。
<例(「ss名刺メーカー」の検索結果)>
そしてこれは、ここまで申し上げてきた「スクショ小説」そのものです!
したがって、「ss名刺メーカー」を初めて知った時、これを使って「スクショ小説」を作ろうかとも思ったのですが……上述の通り、「ss名刺メーカー」ではレイアウトを選択できるものの、その可変性には限度があり、「きぃちゃんはラノベ作家になりたい。」の文字量や、体裁(シナリオのような形式)には向いていないように感じました。
したがって、「ss名刺メーカー」を使わずに、オリジナルのデザインでいくことにしたという経緯があります。
もし、あなたが「スクショ小説」に関心をお持ちで、かつ、文字量や体裁面で問題ない場合には、まずは「ss名刺メーカー」を使ってみることをオススメします。
なにしろ超手軽なので!
続きはこちら★
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最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんの今後の創作・制作のお役に立てば幸いです。
(担当:三葉)
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