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【蔵書】あめりかむら

病再発の不安を消そうと出た旅先で、体の異変に襲われた道子。その瞬間脳裏に現われたのは、あれほど嫌っていた青年の姿だった―。エリートビジネスマンへの道をまっしぐらに進み、周囲の誰からも煙たがられた友人との心の絆を描き、芥川賞候補作となった表題作。下町の、古本屋を兼ねた居酒屋で繰り広げられる人情ドラマ「大踏切書店のこと」。いじめにあう幼な子と、犬との心の交流を描いた「クリ」など五篇を収録。著者初の小説集。

amazon.co.jp(「BOOK」データベース)

もう何度、この本に助けられただろう。
五篇のどれかが、その時の心の暗闇をやさしく照らしてくれる。

「あめりかむら」を記事にするのは二度目になるけれど、同じ本を何度取り上げても構わないのだと、今更ながら気づいたのもこの本のおかげです。

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