水曜日の朝食　実山椒

273　朝から実山椒のパスタとお饅頭。

　前夜のこと、オンラインのワインセミナーに参加した後、試飲でいただいたボジョレーを飲みながら、実山椒の下処理をしていた。実を取りながら、手についた山椒の香りをつまみ代わりに赤ワインを飲んだ。

　実山椒は、枝を取り除いて1分半ほど塩を入れた湯で煮てから水に晒す。今年は、アタック強めがいいかなと思い、こちらも１時間半ほどで引き上げて水気を切って保存した。時間ができたら、ちりめん山椒を作ろうと思っていた。水曜日の朝、冷凍せずに少し容器に入れておいた実山椒を見て「食べたい」と思いパスタを作ることにしたのだ。

　にんにくは入れずに、鷹の爪少々と実山椒をオリーブオイルでゆっくりと加熱しながら、スパッゲティが茹で上がるのを待ってフライパンへ。茹で汁少々とオリーブオイルを少し足して、味を見て塩を少しだけ入れ、加熱して出来上がり。2種類の辛味と、山椒の爽やかな香りが口の中に広がり鼻に抜けていった。爽やかさは、朝食でもありだなと思った。味と香りの余韻がまたよかった。

　食後は、近所の和菓子屋さんのお饅頭と薄茶をエスプレッソ代わりに。和洋折衷な感じの朝食だが、とっても満足度が高かった。

　コーヒーを一杯飲んで、仕事を始める。

　朝食の後は、すぐに出かけて所用を済ませて10時半にオフィスへ。使えるものをかき集めて使っているオフィスの喫茶の道具には愛着があり、コーヒー、紅茶、日本茶（抹茶）などを日々愛飲している。コーヒーは、もうしばらくで、エチオピア・ゲイシャを飲み終える。次のコーヒーは何にしようかなと考えつつも、ドリップの香りが午前中の楽しみのひとつ。