フィギュアスケート ジャパンオープン2021④
続いて女子の競技。
滑走順
つい最近まで男子の演技は大技が出て迫力があるし、女子は華やかでいいなんて思っていたが、今のロシア女子は男子並みに4回転を試合でバンバン構成に入れに来てて、だんだん男女の差が縮まって来た。
高難度の技を競い合うと、当然怪我も多くなる。どうか選手達が怪我のない選手生活を終えられるようにと願って止まない。現役より、それを退いてからの時間の方が遥かに長いのだから。
少し話しがそれた。
第一滑走、樋口新葉選手。
曲は『ライオンキング』
得点は136.27点。冒頭のクリーンな3A!この瞬間を直に見る事が出来て、本当に幸せだった。新葉ちゃんは、随分前から3Aを飛んでいた認識だったので、今回3Aで初めて加点が貰えたというのが、正直意外だった。選手の努力が実った瞬間を、晴れ舞台で見る、これ以上の事があるだろうか。
おそらく新葉ちゃんの代表作となるであろう『ライオンキング』。ジャンプだけでないステップでの感情の爆発を、北京オリンピックで見てみたいと思う。オリンピックの代表争いに食い込めるよう、全日本選手権にピークが合うように調整して行って欲しい、と思ってしまうほどの完成度だった。
二番滑走、河辺愛菜(まな)選手。
曲は昨年から継続の『Miracle』(YOSHIKI作曲)
得点は134.91点。愛菜ちゃんも冒頭に3Aを着氷。こちらも完成度が高かった。
第三滑走は、三原舞依選手。
曲は2季目の『Fairy of the Forest/Galaxy』
得点は124.24点。後半ジャンプの転倒があったが、軽やかな妖精のプログラムが本当に合っている。元々癖のない正統派だから、誰にも好かれるスケーティングで、これからも世界を魅了してほしい。
舞依ちゃんで、女子前半終了。
※⑤へ続く