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多様な価値観に触れて「私らしく」輝く──新しい視点が成長への架け橋 #MANGO社員インタビュー コンサルティング部・尾﨑 穂波

こんにちは、MANGO note編集部です。

MANGOをカタチづくる社員一人ひとりがどのような考えや想いを持って日々仕事と向き合っているのか、リアルな声と共にMANGO社員の魅力をお伝えする #MANGO社員インタビュー 。今回は、2020年に新卒入社した、尾﨑 穂波のストーリーをお届けします。


MANGO株式会社 コンサルティング部 尾﨑 穂波(おざき ほなみ)
宮崎県宮崎市出身。2020年新卒入社。入社以降、デジタル広告運用コンサルタントとして従事。2年目より新人メンバーの育成や、業務効率化を図るワークフローデザインに携わっている。

2020年にMANGOへ新卒入社した尾﨑 穂波。入社以降、デジタル広告の運用や広告効果の分析、施策提案を行うコンサルタントとして活躍しています。いつも天真爛漫で、何事にも物怖じせず果敢に挑戦する尾﨑。就職活動からこれまでを振り返り、原点となった出来事や根底にある想いを紐解きます。

価値観の変化と視野の広がりを実感。新しい人生観を得たカナダ留学

▲カナダ留学での一コマ

宮崎に生まれ育った尾﨑。高校卒業後も、宮崎県内の大学に進学しました。もともとは就職のタイミングで上京することを決めていましたが、自身の人生観が変化するほどの経験をします。それが、大学3年で経験したカナダ留学でした。

尾﨑 「カナダに滞在した1年間でたくさんの人と出会い、多様な価値観に触れました。海外の文化や働き方にも心惹かれる部分はありましたが、一番大きかったのは、私と同じように、日本から留学に来ていた方たちとの出会いです」

それまで尾﨑は「就職活動は、大学3、4年生になったらするもの」「自分の入りたい会社に入ることがゴール」という考えを持っていました。そんな時、務めていた会社を退職してまで留学に来ている人との出会いは衝撃だったと言います。

尾﨑 「その方たちと話していると、『大人になってからもチャレンジできるんだ!』や『そもそも働き方っていろいろあるんだな』という発見がありました。自分の中にはなかった価値観に触れ、人生は社会人になってからの方が長いということに気がついたんです。

社会人になったら自由がなくなる、と思っていましたが、もしかすると社会人になってからの方がいろんなことにチャレンジできるかもしれない。自分で選択できる幅も広がるかもしれない。そう考えるうちに、『今やりたい事だけを軸に就活してもいいのか?自分の人生を、私はどう生きていきたいんだ?』と自問自答するようになりました」

そう自問自答を繰り返していくうちに、尾﨑の就職の軸は「自分自身が楽しく働けるか」「仕事もプライベートも充実させられるか」に定まっていきました。その2つを軸に就職活動を行い、それらが一番鮮明にイメージできた地元宮崎のMANGOに入社することを決意します。

新たな挑戦の先に見つけた「チームワーク」の本質

入社後はコンサルティング課に配属となった尾﨑は、広告運用を通して広告主のデジタルマーケティング活動の支援に力を注ぎます。1年目で、コンサルタントとしてのスキルと経験を積み上げ、2年目には新入社員の育成トレーナーとして抜擢されました。さらに新規プロジェクトのリーダーを担うなど、徐々に活躍の幅を広げていくようになります。

一方で、プロジェクトの進行管理の経験がなかったことから、リーダーとしてプロジェクトを推進するにあたって多くの壁にぶつかったと言います。

尾﨑 「プロジェクトでは、新規ツールの活用を社内に浸透させることが目的でした。先頭に立ってグイグイ進めていくのは得意な方ですが、数ある選択肢の中から最善なものを判断することや、未来から遡って計画的に動いていくことには苦手意識を持っていたんです。

そんな中、手探りで必死になって取り組んでみましたが、なかなか進捗しなくて。『でも私が任された仕事だから、やり切らなくては』という感情と『手は尽くしているのに、どうすればいいんだ……』という感情でグルグルして、負のスパイラルに陥ってしまいました」

完全に行き詰ってしまった尾﨑は、半ば諦めのような気持ちでマネージャーに相談することにしました。「もう無理だと思います」と弱音を吐くと、「全部一人でやらなくていいんじゃない?」と、思いもよらない答えが返ってきました。

尾﨑 「当時は、このプロジェクトを何から何までやり切らないといけない、そうしないと期待して任せてくれた人たちを裏切ってしまうと思っていました。マネージャーから『自分でできること、人に任せることを判断するスキルも必要だね』と言われ、ハッとしたんです」

この出来事から「自身の強みは最大限に活かし、苦手なところは他の誰かに補ってもらえば、結果的にチームや顧客に還元できるものが大きくなる」という気づきにつながったと、尾﨑は言います。

尾﨑 「それからは、少しだけ肩の荷が下りて、周りの人と関わりながらプロジェクトを進めていくことができました。自分一人でも努力すれば実現できるかもしれないけど、周りを巻き込んでやった方がより高い価値を発揮できると今は思います。チームとして力を発揮することも簡単ではないですが、それでも一人よりチームでやった方が純粋に楽しいし、互いに良い影響を与えられると思うんです」

かつての留学で、自分の中にはなかった価値観に触れたこと、人生観の視野が広がったことが、壁を乗り越えるきっかけにもつながったという尾崎。次のように続けます。

尾﨑 「自分自身に『今考えていることだけが正しいと思うな』と常に言い聞かせています。それから、仕事をする上では『自分でちゃんと考える力』を意識するようになりました」

プロジェクト推進という挑戦の中で得た新たな価値観と学びは、かつての経験と結びついて今の仕事の基盤になっていきます。

順風満帆の中でぶつかった壁。乗り越えてたどり着いた「自分らしい輝き方」

▲ 2021年11月の社内アワードで「挑戦賞」を受賞

広告運用コンサルタント、育成トレーナー、そしてプロジェクトリーダー。それぞれの難しさや壁に直面しながらも、仕事を楽しんでいた尾﨑。その姿は周りのメンバーからも評価されるようになり、2021年11月の社内アワードでは「挑戦賞」を受賞します。

尾﨑 「当時を振り返ると、多くのことに挑戦させてもらえて、その上評価までしてもらえている。何もかもが順調に動き出して、無敵な状態だったと思います(笑)。

ただ、同期と比較すると、広告運用力が弱いという自覚もありました。『現状の自分』は評価してもらえているから、今より劣ってしまったり、維持したりするだけでは評価してもらえなくなる。だから、次はそこを伸ばしていかないと評価してもらえないと思ってしまったんです。誰から言われたわけでもないのに、それを自分の使命だと思い込み、焦っていました」

その焦りから、どんどん自分自身を追い込んでいってしまったと尾﨑は言います。

尾﨑 「あの時は、ただただがむしゃらでした。まだ2年目で引き出しも少ないのに、全部を一人でやれるようになろうとして、キャパオーバーになったんだと思います。体調が変化してから、自分が無理をしていたことに初めて気がついたんです。このままじゃいけないと思い、それをきっかけに、まずは自分自身としっかりと向き合おうと決めました」

じっくり自分と向き合う過程で、尾﨑は「自分らしい頑張り方」にたどり着きました。

尾﨑ちゃんと『私らしく』輝ける場所があるんだから、今の自分ができることを精一杯頑張ろうと思えるようになりました。もちろん、苦手な分野も乗り越えられると言うことないですが、周りに迷惑をかけてまですることじゃないよな、と。それから、できることを増やしていくにしても、今の能力やスキルに見合った頑張り方やペースがあると思ったんです」

この経験から「すべてを一人でできるようにならなくてはいけない」という固執した考え方から改めて解放され、今では仕事を心から楽しめるようになったという尾﨑。常に変化と成長を求められる中でも、一歩ずつ着実に。そして自分らしく進むことを意識しています。

強く、しなやかな組織づくりを目指して、自身の強みを活かしていきたい

2022年4月に3年目を迎えた尾﨑は、コンサルタント・育成トレーナーとして奔走するかたわら、ワークフローデザインにも力を注いでいます。

尾﨑 「広告運用の業務は、広告効果の分析や施策提案から、営業メンバーとのコミュニケーションまで多岐に渡ります。忙しさはマンパワーで乗り越えることもできますが、その積み重ねが負担になり、プロジェクトに関わるメンバー全員が大変な思いをすることも少なくありません。日々の業務が忙しくて、改善を考える余裕さえ作れないというのが現状でした」

この課題をどうにか解決できないかと考えた尾﨑は、自ら行動に移すことにします。

尾﨑 「課題の抽出と整理、解決策のアイデア出しは私の得意分野。だったら私がやった方がいいよね!だって得意だし!という気持ちでスタートした取り組みでした。
チームで仕事をしているからには、チームのメンバー全員が気持ちよく働いていることが一番だと考えています」

ワークフローデザインでは、課題の抽出と「どうなることが理想」で「そのために何が必要か」を一つひとつ地道に整えていきます。2022年11月現在、実績といえる事例も挙げられるようになってきました。ワークフローデザインを通して得た学びを、次のように語ります。

尾﨑 「自分の中で『絶対にこれが正解!』と思っていても、たくさんの人の声を聞いて、別の視点からの意見で考え直すきっかけも多くもらいました。そうして、多角的な視点から物事を考えられるようになって、自身の引き出しが増えてきたのを感じています。

フローを整えると、携わるメンバー全員がポジティブな気持ちでそのプロジェクトに向き合えるようになる。そうすると、本来のゴールである『顧客のため』に全員で取り組めるようになるんです」

チームへ還元するため、顧客の期待に応えるため、自身の得意を活かしながら新たな領域での挑戦を始めた尾﨑。今後も「みんなの余裕をつくる」ことに注力していきたいと話します。

尾﨑 「各メンバーの強みを活かすのも、新たな領域にチャレンジするのも、忙しさを理由に動けなくなるのはもったいないじゃないですか。みんなが幸せに働けるような組織にしていきたいんです。

デジタルマーケティング業界は変化がダイナミックな上、求められる内容の難易度も高度化・複雑化しています。そんな中、会社としての価値を上げ続けるためにも、どんな課題や壁にも立ち向かえるようになるための基盤づくりに携わっていきたいと思っています」

これまでの経験一つひとつをしっかりと受け止め、納得するまで真っすぐに向き合ってきた尾﨑。そこから得た学びを自らの成長につなげています。経験を積むたびに、一回りも二回りも成長していく尾﨑から今後も目が離せません。

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