いつか必要になってくるだろうから、日本では未認可の、避妊インプラント(ネクスプラノン)の使用法などをざっと書いた
(画像はネクスプラノンの公式ホームページからお借りしました)
現在、Yahoo!ニュースなどのニュースサイトや、Twitter、書籍などを通じて、性への言及は旺盛しており、その狂乱ぶりはブームと呼べると思います。
そのような中、日本では避妊法として正式に認められていないが為に言及が殆どない避妊インプラントについて、論文やサイトを参照しながら主要な情報をつまみ出して書いてみます。
医療従事者の指摘がもしありましたら、甘んじて受けますのでコメント欄へお願いします。
ネクスプラノンは、99%以上(パース指数(1年間セックスしてどれ位の女性が妊娠するか)で0.05)の避妊効果があり、レトノゲストレル(黄体ホルモンの一種)を68mg(参考までに、ミレーナはレボノルゲストレルが52mg入っています)含んだ4cmの長さがある柔らかいチューブです。
公式ホームページには、3年の使用と書かれておりますが、4年や5年使用も可能という研究論文が出されており、米国の非営利団体であるプラント・ペアレントフッドのHPにも「5年使用出来る」と書かれています。(参考:https://www.plannedparenthood.org/learn/birth-control/birth-control-implant-nexplanon、 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4347947/)
どうやって挿入するの？
動画いくつかあります。
https://m.youtube.com/watch?v=bSHnat7QyII
これが分かりやすいかな。挿入する場所の説明もあります。
痛みはどうなのか？という質問に対しては、
局所麻酔をかけるので痛みはほとんど無いです。只、入れられていると言うのは分かります。
蛇足です。私が親知らずを抜いた時も、局所麻酔をしたのですが、親知らずを抜かれている感触はありました。局所麻酔はあんな感じです。
(インプラノンは第1世代の避妊インプラントであり、よってネクスプラノンが新しい製品)
他にも、6つのチューブを入れるレボノルゲストレルを216mg含んだノルプラント(Norplant。この記事は米国や英国のサイトを参考にしていますが、米国では現在利用出来ない状況なので、drugs.comでは無いのです。需要があれば書くかも)がありますが、この記事では一つのチューブを入れるネクスプラノンのみについて説明しています。
1番気になる所が、生理は止まるの？という所でしょう。
これを切っ掛けに、作用をご紹介致しましょう！
高い避妊効果があるのは先に申した通りですが、生理は、付けて暫くは来ますが、段々回数が減り、殆ど来なくなる人もいます。 インプラントでは月経の停止はよくある事で、別に妊娠したとか、病気という訳では無いので安心してください✋😎
私はどんな避妊法もお薦めしたり批判する立場では無いのですが、ピルを飲み忘れる方には一つ選択肢として入れていいのではないかと思います(日本でも10年後には何れ承認されると私は思いますよ)。
日本で認可された、ホルモンIUDの製品名であるミレーナを知っている方も多いと思います。ミレーナはミニピルの派生であり、インプラントはその兄弟なのです。
また、当然薬なので副作用もあります。然し、ホルモンに身体が慣れるまでの期間の話であり、3ヶ月位すると収まる物が殆どなので、それほど心配する必要はないでしょう。
・頭痛
・乳房の痛み
・吐き気、むかつき
・体重増加
・卵巣嚢腫(極稀)
・インプラント挿入後の痛み、痣
・インプラント挿入後の感染症(衛生管理をきちんとしている先進国ではまず大丈夫)
只、当然ではあるのですが、インプラントはHIV、B型/C型肝炎、クラミジア、梅毒、尖圭コンジローマ、性器ヘルペス、トリコモナスなどの性感染症からは守ってくれません。なので、(オフパコやパパ活なら尚更だが)コンドームの使用はしてクレメンス。
参考
記事を読んでくださりありがとうございます。 少しの間お時間を頂けますか。 100円、200円と言ったほんのお気持ちでも構いませんので、サポートは力になります。 無論、それ以上支援して頂けるのであれば、私は有難く受け取ります。 サポート代は、食事代や生活費に主に使います。