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夕方のドク

突然、生気が無くなっていく
頭の奥の方からズーっと重くなって
俺の中にある負の醜悪オーラが気を沈めてく
何か楽しくなくて
何もないような
何者でもないような
暗闇の中で忘れられてしまって
誰もいなくなって
社会に取り残された感覚に時々襲われる
孤独、不安、後悔が
俺に溜息を吐かせる
時々あるそんな夕方過ぎの
暗がりが俺を醜くさせる

何かしてないと何か考えてしまって
過去と未来が後悔と不安になって
悲観的思考が繰り返される
ギリギリで有ればある程
切羽詰まれば詰まるほど
負の感情を忘れられる
身近な危機感が
欲を忘れさせてくれる
忙しない日常が
生きている実感を湧かし
孤独を感じさせてくれない

人に頼られ話しかけられ嬉しくも
人見知りの俺にとって
初見や女との会話はやるせない
ああ言えばこう言えばを繰り返し
共感に囚われ相手に合わせようと
いい事言おうとしている自分がいる
俺に不足してるのは何だろうかと
ないものねだりして
自分に足りないものばかり探して
あるはずのないぽっかりと空いた穴を
埋めようと必死な俺はどこかで安心を求めてる
いつから人を羨み見上げてばかりになっただろう
俺に必要なのは寄り添ってくれる誰かだろうが
人に安心を求め自分の弱さを曖昧にした先で
また逃した努力や成長に後悔するのだろうか

昔々
将来の夢何ですかと問われ始まった連鎖は
憧れ、喜び、後悔、高揚感、喪失感等を生み
ありきたりな無理とか出来ないという言葉に縋りスガ 
繰り返される正当化は大袈裟だった頃の
夢を小さく残した
赤子は歩けば話せば褒められ
憧れのヒーローは夢を与える
夢見た少年は高い高いされるも束の間
現実という前例を突きつけられる
難しい、無理、出来ないという言葉たちは
頭の中でやまびこし、夢をボカしてく
知らない未来を無理としてなにが生まれるか。

大袈裟に産声を上げ生まれた矛盾ニンゲン
高々夢語ることに恐れなし、本音隠して
夢がないと謳うウタ 
夢とか理想像とかを大きいものにする一方で、
自分でつくった夢の大きさにヒザマズき理想に負ける
夢は指の隙間をしっかり塞がないと
溢れそうになる水のようで
夢が大きければ大きいほど
叶えようとすればするほど溢れ落ちていく
どんな夢を持つか叶えられるかどうかではない
周りを見れば叶う者ばかりが目に入って
嫌気が差すかもしれない
夢が叶う確率を考えれば
大したことないことくらい分かる
それでも他人ヒトの夢は偉大で敗北感は拭えない
1つの夢を見れる人数は限られ
誰かが努力すれば他の誰かも努力する
自分が頑張るように他の自分も頑張る
誰かしらの夢は叶わない
一歩の差で叶う人は叶う
周りの夢ある人は叶ってない人で
同じ土俵に存る
スムーズに夢が叶う者もいれば
妥協して妥協してを繰り返し
やっと見出した夢に進むものもいる
大きい夢を持っておくこと
何になるかを決めること
その為に自分を責めてはならない

叶うかどうかに限らず
大袈裟に夢を立てておけば
その中の小さなことが叶うだろう
夢の大きさに自分が反比例して
それでも愛してくれる人がいたら
綺麗なおとぎ話で輝くけど
叶わない夢を持たないことを人の為としても
それは自己満足にしか過ぎない
夢は他人の為に費やせない
他人の為に自分の夢を犠牲にするならば
他人の為ですら自分の為に


人は大袈裟過ぎる方が良い
自分が凄いかどうかでも
叶えられるかどうかでもない
立てた夢が叶わなくても良い
どんな思考も価値観も夢も大袈裟に持ってみれば
もしそれが叶わなくても
少し小さなことは叶ってたりする
何にしても大切なのは結果だけではない
大きな山に登って登頂しなくても良い
道に咲いていた綺麗な花を見つけたり
途中で見た綺麗な景色には感動したって良い
大袈裟は嘘ではない
話を飛躍させて大袈裟に言えば
笑いを誘うことがある、
大きく夢を持つことで
これまでハッキリしてこなかった迷いや
自分の中にある思考が明確になったりする。
嘘はあまり良いことではないが
何か大袈裟に言うことは決して悪いことではない
誰かに伝えたり発表したりする必要はない
でも自分の中に1つ大袈裟さというものは
あった方が良い

夢の無い人は夢を理想を
大きく見積り過ぎているのではないだろうか
夢が大きすぎて叶わなくて
自分の気持ちがどんどん小さくなって
夢が無いように思えてしまう
あった夢が届かなくなって自己否定に陥る
夢が大き過ぎると人は頑張り過ぎてしまう
頑張り過ぎて我慢してしまう
夢を大袈裟に持つことはあっても
叶わない夢に負けて自分の理想に押し潰されて
自分を否定していては負の連鎖でしかない
周りに自信を持って言える夢である必要はない
夢など無くても何も終わらない

夢を見つけよう見つけようとしても
見つからないこともある
夢を追いかける必要はない
夢は勝手についてくる

生きる過程の中で勝手に見つかる

夢に負けず勝手についてきた
それなりの夢の前を歩けば良い

生き続けられればそれで良い

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